緋憶の指揮官(コマンダー)
世界は人族、獣人族、精霊族、亜人族、魔族によって統治され、各種族を守護する神によって調和を保っていた。
しかしある日、人族を守護する神―人神―が忽然と姿を消した。これを機に兼ねてより人族を敵視していた魔族は人族の領地へと侵攻を開始する。しかし、人神は人族に二つの置き土産を残していた。
一つは亡くなった人物の名前が刻み込まれる記憶柱(モノリス)。それには夥しいほどの人名が刻まれているが、誰もその名前を覚えていない。記憶柱(モノリス)に刻まれた瞬間、その人物に関する記憶が失われてしまうのだ。どれだけ親しい家族や恋人、友人が死んだとしても、彼らがその悲しみを背負うことはない。それは果たして加護か呪いか。
そしてもう一つは、記憶柱(モノリス)に刻まれた人物を召喚するというモノだった。
しかしある日、人族を守護する神―人神―が忽然と姿を消した。これを機に兼ねてより人族を敵視していた魔族は人族の領地へと侵攻を開始する。しかし、人神は人族に二つの置き土産を残していた。
一つは亡くなった人物の名前が刻み込まれる記憶柱(モノリス)。それには夥しいほどの人名が刻まれているが、誰もその名前を覚えていない。記憶柱(モノリス)に刻まれた瞬間、その人物に関する記憶が失われてしまうのだ。どれだけ親しい家族や恋人、友人が死んだとしても、彼らがその悲しみを背負うことはない。それは果たして加護か呪いか。
そしてもう一つは、記憶柱(モノリス)に刻まれた人物を召喚するというモノだった。