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雨の日の御伽噺  作者: 雨月 千疾
45/50

黒い世界と虚空

黒い世界にいた

何も見えないのに自分だけは

はっきり見える

ボクが言った

『ボクはだーれだ』

ボクは僕

クスクスとボクは笑った

それが耳元で囁かれているようで

気味が悪い

僕は何も無いかを確認するように

闇に手を伸ばした

途端さっきまで見えていた手が

闇に飲まれて消えた

自分の体なのかどうかも

分からない手なんかよりも

暗闇に歩み寄りたいと思った

いっその事

僕全部を飲み込んでくれればいい

そうすればもう誰も傷つかない

それが1番だ

虚空を切った手は

何に引っかかること無く

だらんと落ちた

暗闇に臆せず入った

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