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雨の日の御伽噺  作者: 雨月 千疾
38/50

言葉の酔い

死にたい

なんて思っても

死ねたことなんて

1度もない

死にたい理由なんてなくて

生きる価値もない

そんな事を言うと

どこかの誰かが止めてくる

『価値はあるよ』

『居場所なら作るよ』

その言葉が嬉しくて

その言葉が要らなくて

僕の欲しい言葉はそれじゃない

でも欲しい言葉が分からなくて

結局は一過性のものにしか過ぎなくて

やっぱり心配なんて表面上だけなんだ

なんて思ったりして

どうせ『死ぬな』と言ってる

自分に酔ってるだけだろ

だんだんと憤怒が湧いてくる

自分から求めておいて

用が終わったらすぐに捨てるような人に

何を言われても何も思わない

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