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雨の日の御伽噺  作者: 雨月 千疾
30/50

鈍色の空と惑わしの霧

雨が降り出した

鈍色の空を見上げた

何も見えもしないけど

雨が当たる

雨の音が聞こえた

歩いてきた道を振り返る

霧に包まれて

見えなくなってきた

こんな風に

嫌なことも嫌いなことも

見えなくなればいいのに

僕もこのまま

霧の中に熔け込めれば良いのに

息を吐いた

ここは寒い

はやく暖かい所に行きたいな

どこかにあるのかすら

分からないけど

『霧の中に求めるものは無いよ』

ぼんやりとした声が聞こえた

霧の中で揺らめく影が見えた

そんな気がした

あれは誰だったのか

知らないけれども知ってる気がする

いつも僕は曖昧だ

霧から目を背けるように

歩き出した

ここにいても

分からない

ここじゃない所にいけば

分かるかもしれないし

分からないかもしれない

いつも僕は押し問答ばかり

堂々巡りを続けている

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