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赤い水たまり
廃墟のように
枯れ果てた街を歩いていた
沢山の朽ちた建物が
鉄骨を剥き出しにしながら
色々な方向に倒れていた
その元街の大通りだったような
道を歩いていた
誰も居ないのはいつもの事だけど
風の音しかしないのはつまらないな
建物の隙間を通り抜ける風は
ヒューヒューと甲高い音を響かせていた
少し歩くと空が曇った
ポタポタと空から赤い雨が降ってきた
見上げるとそこは倒れかかった
高い建物の下だった
落ちてくるそれは
空からではなく
その建物からだった
傾いた窓枠からは赤いそれが降ってきた
上から降ってきたのが溜まったのか
地面には赤い水溜まりがあった
上手く水溜まりに落ちなかったのが
地面に新しい模様を作っていた
僕はそれを少し眺めて
また歩き出した




