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雨の日の御伽噺  作者: 雨月 千疾
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雨降る街で

雨が降り出した

街には薄ぼんやりと街灯が灯っている

どこかで甲高い悲鳴が聞こえた

ここには居たくない

それだけを考えて

逃げ出した

走り出した

月なのか太陽なのか

分からない光に背を向けて

僕は進んだ

闇に向かって

光が嫌いな訳では無い

ただ今は見たくない

そう思って必死に走った

どこへ行くともないけど

ここには居たくない

雨が強くなる

追い立てるように

責め立てるように

それでいて

匿うように

降っている

きっと雨はいつも通り降っているだけ

僕の考え方の違い

それだけの話


見たものが

思ったことが

全部全部

御伽噺だったらいいな

なんて考える話

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