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本編1話


「こっちにパスくれー」「そっちにボールいったぞー」

放課後、外から部活をやっている声がかすかに聞こえる。


図書室で一人、私は静かに読書をしていた。放課後にここで静かに読書をするのが私の日課なのだ。

ジャンルを問わず様々な本を読みあさっている。小説はもちろん、絵本、図鑑、解説書にいたるまで。

読んでいる最中に、わからなかった単語、新しく知った単語は、すべてこの“単語ノート”に意味も含めて記している。


私にとって、この時間がとても大切で、とても好き。誰にも邪魔されずに、友達二人の迎えがくるまで……


ガラガラガラ!

「さなー!帰って遊ぼー!」


勢いよくドアが開くと共に“紅峰ひとみ”の大きな声がこだました。一緒に“木村かなめ”も迎えに来ていた。

背がちっこく手をブンブン振っている方がひとみ、背が高く若干ぽっちゃりしている方がかなめだ。


「紅峰さん。静かにして下さい。図書室で大きな声を出してはいけません。」

「ひーちゃん。ここで大きい声を出さないでって前もゆうとったやんか?」

私とかなめが口を揃えてひとみに注意した。


「……ごめんなさい」

小声でひとみが謝った。


「ゴメンね、さなちゃん。騒がしくして。キリのいいとこで帰ろ?」


「そうですね。この本とまだ読んでいないこのニ冊を借りてくるので待っていて下さい。」


「……はーい」

さっきの注意が効いたのか、ひとみは静かに返事をした。


そうして私達は図書室をあとにした。



ここまで読んでいただき、ありがとうございます!

この作品は基本的に主人公である、“水瀬さな”視点でお送りしていきます。


今回はこの後書きで、次回予告の様なことをしてみようかと。


次回は放課後の帰り道での会話です。

ただ、ぶっちゃけていうと、次に挟む話は本編のストーリーとはあまり関係ない話です。

書こうと思った理由は、出てくる人物について知っていただくためというのが半分、私欲が半分でございます。飛ばして読んでも問題はございません。

ですが、読んで感想などいただけたら嬉しいなって思います。

あと、あらすじで魔法少女だと書いてあるんですが変身するのは次々回になります。(多分)


お楽しみに!


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