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ぼくの異世界物語  作者: 航希
5/9

冒険

『うん!いい匂い』僕は嬉しさに包まれていた。


「こんな海鮮丼食べたことが無いよ。」僕は目の前にいる少女を見ながら感嘆の声を挙げる。


「もう、此処はお店の中なのよ。。怪しい行動しないでよね。」少女はたかだか海鮮丼で感動している少年にため息をつく。


『なんと言っても流石異世界!!この魚なんてマグロの味のくせにイクラの食感がする。なんて美味しいのだろうか〜!』


「さっきからニヤニヤしちゃって、そんなに美味しい〜?」


「美味しいに決まってるじゃん!」僕は間髪入れずに答えた。


「その魚はね…まぁ。。言うのをやめとくは。」


「まったく、気になる終わり方するな〜まぁいいや」


「これが終わったら武器と防具を買ってダンジョンに行くわよ」


「ずっと気になっていた事があるんだけど聞いていい?」僕は食事を口に運びながら話す。


「何?」


「ダンジョンって何のことー?」


「貴方って凄いわね。ダンジョンの事も知らないの?」


「もちろん!」


「ダンジョンっていうものはね、50階層まであるのよ。」


「へぇ〜!」僕は適当に相槌を打つ。


「ちなみに、今の所一番実力があるチームでさえ最大到達階層が28階層しかいってないのよ。」


「じゃあ、そこに行くんだね!」僕は食事を終え防具を買いに行く準備をした。


「じゃあ、行きましょう!」俺は少女に引っ張られた。


*****************************************************


「ヘイらっしゃあい!」元気の良い店員の声がする。


「防具はこれね!」少女は軽そうな防具を手に取った。


『ふ〜ん、これがいわゆるライトアーマーって所か!』僕の中で合点がいく。


「貴方の武器は何?」


「種類は何がある?」


「うーん、、、、、ナイフと長剣とかかな〜!」


『ナイフと長剣か料理で使ったことがあるからナイフにするか!』


『じゃあ、ナイフで!!!」


****************************************************


僕らは準備をしてダンジョンの入り口まで来た。


『もう暗い。帰りたいなあ〜』僕がこう思うのとは裏腹に少女の手によってダンジョンへと入る。


『何だ?この光見た感LEDではないか。』僕は自分の知っている知識で物事を理解しようとした


「くぎゃあぁぁぁ」ゴブリンがあらわれる。


「何だゴブリンか

コイツは僕がやるよ!」


僕はさっき買ったナイフを鞘から出し構える。


「うぉー!」僕はゴブリンに対して走り出す。


ゴブリンが棍棒を振り回している。


「そんなんで俺を倒せると思うなよ。ザコモンスター」僕はナイフで対応したが思わず目を瞑った。


目を開けて見る。


『あれ?どうしてゴブリンが立ってるの?それにあの腕は誰のだ!?』僕は目の前に立っているゴブリンと近くにある誰かの腕を見た。


『ていうか痛い』僕は右手を動かそうとしてある事に気づく。


『あの腕ってもしかして俺の腕か?』僕は事実に気づきさらにゴブリンからの追撃をくらい右肩も体から離れる。


「うォォあああああ!」僕は痛みに堪えきれず絶叫する。


『ヤバイ死んじゃう!』僕はおぼつかない足取りでゴブリンから離れようとするがゴブリンの攻撃によるダメージで上手く走れず倒れてしまう。


現実は甘くない。

ゆとり世代である鈴木拓郎すずきたくろうではゴブリンにすら敵わない。


「大丈夫!」だが僕の近くには少女がいる。


少女は自分の得物である長剣でゴブリンを貫く。


「ぐぎゃあ!!」ゴブリンは奇声をあげ灰となった。


「ちょっと待って今すぐ治すから」少女はポーチから青い液体が入ったガラスビンを取り出しそれを僕に飲ませようとした。。


だが、此処はダンジョン甘くない。


『もう視界がボヤケてきた』僕は曖昧な視界で少女の方を向く。


「何で!!この階層にミノタウロスがいるの!?」少女は本来なら10階層にいるミノタウロスに驚愕する。


「でも。。負けることはできない!!!」少女は今にも瀕死の僕を見てからミノタウロスと対峙した。


「体を包めアーマーウィンド」少女の体を風が包む。


『もう意識が駄目だ。』僕は目を瞑り大量出血により死亡した。


**************************************************



『此処は?』僕に心地の良い風が当たる。どうやら湖にいるらしい。


『というと俺は少女に助けられたのか』僕は少女を探そうとしたら声がした。


「この湖に入って」少女は僕を湖に突き落とした。



この時の僕は大事な事を見落としていた。

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