登場人物と設定
更新待ってくださっていた方、すみません。誰のためでもない自分のための設定集です。とりあえず、主要人物は出そろったのでまとめてみました。若干のネタバレはあるかもしれないので、自己責任でお願いします。
本編に登場した順番です。他意はありません。
登場人物
千条瑛莉
乙女ゲーム『あなたのために、生きている』のダブルヒロインの1人。金髪につり気味の赤目で、近寄りがたい美人。
名家である実家を継ぐことができない女であったために「ないもの」として扱われ、「人に愛されること」をなにより望む。傲慢で我がままな甘ったれだが、人一倍寂しがりで後ろ向き。独りぼっちにならないためなら、誰かを蹴落とすことになろうと厭わない。
前世であないきをプレイしており、その知識を生かして女王様ヒロインルートの隠しエンディング、退廃エンドを目指す。
藤咲学園1年生。副生徒会所属。
千条優孝
乙女ゲーム『あなたのために、生きている』の攻略対象の1人。金髪に紅茶色の瞳。その甘い顔だちから学園では一部女子から『王子様』と呼ばれている。
男児に恵まれなかった千条家に6歳の時、遠い親戚筋から養子として引き取られる。1を聞いて10を知る典型的な天才肌で世の中をつまらないと感じていたが、妹である瑛莉の一言で立派なシスコンと化す。
「君が嫌悪するものは全て排除してあげる」タイプのヤンデレ。甘やかして甘やかして甘やかして、自分なしでは生きられないようになったところを大事に大事に閉じ込める。すでにその兆候あり。
藤咲学園3年生。会長補佐。
天王寺三晴
乙女ゲーム『あなたのために、生きている』の攻略対象の1人。オレンジの髪に水色の瞳。顔だちは幼く、名前も手伝って女の子と間違われることも多い。
面倒事は大嫌いだが、おもしろいことは大好き。感性が独特なので、彼の基準はあまり人に理解されない。冷めていると思っていた優孝が執着する瑛莉に興味を持っている。
「君が僕を見ないなら殺してあげる」タイプのヤンデレ。基本的に自己中心的なので、自分が愛すのと同じくらい、もしくはそれ以上で愛してくれないと気に食わない。自分が興味を持つおもちゃが別の誰かのものになるのなら壊してしまいたい。その異常性に自覚はない。すでにその兆候あり。
藤咲学園3年生。保健委員会所属。
井芹透
乙女ゲーム『あなたのために、生きている』の攻略対象の1人。赤髪赤目。強面で敬遠されがちだが、顔だちは整っている。
妃花の幼馴染で、今のところ妃花に害をなすものに牙をむく番犬。異常なほどキレやすく、一度キレてしまえば妃花でも手におえない。
「俺以外は見るな」タイプのヤンデレ。独占欲の塊で、視線を逸らされることすら許せない。他の男に関心が向くなら、その怒りの対象は相手の男のみならず彼女にまで向く。キレて傷つければひたすら謝るが、再びキレればまた傷つけるという学ばない男。
藤咲学園1年生。委員会所属は不明。
芦江匡一
乙女ゲーム『あなたのために、生きている』の攻略対象の1人。黒髪に青い瞳。理科教師であるためか、いつでも白衣を着ている。
瑛莉のクラス担任。今の段階では「生徒思いのいい先生」。学園内の教師の中では一番若く、授業もわかりやすいため生徒からも人気がある。瑛莉がクラスに馴染めるか気にかけてはいるが、未だ行動にはうつしていない。
「俺が死ねばおまえの記憶に残るよな」タイプのヤンデレ。少しM気質で傷つけるより、傷つけられたい人。彼女から傷つけられることが愛情表現と疑わない。愛されるより愛したい、作品内で一番軽度のヤンデレ。
藤咲学園1年生Aクラス担任。
佐子島瑞月
乙女ゲーム『あなたのために、生きている』の攻略対象の1人。長めの銀髪に深緑の瞳の色男。その存在感から『王様』と呼ばれている。
名家の生まれながら、実の母親に性的虐待を受けたために極度の女嫌い。その裏返しで女をとっかえひっかえしては捨てており、心の安定を保っている。とっかえひっかえする女は厳選しているので噂が立つこともなく、学園内では優等生で通っている。
「君と1つになりたい」タイプのヤンデレ。簡単に言えば、カニバリズム。愛されたいけれど、女嫌いと同時に人間不信なので愛情が信じられない面倒くさい人。愛されているか不安で不安で、こうなったら1つに溶け合うしかない、という思考回路。作品内一番の猟奇的キャラクター。
藤咲学園3年生。生徒会長。
相原妃花
乙女ゲーム『あなたのために、生きている』のダブルヒロインの1人。ピンクベージュのミディアムヘアにみかん色の瞳を持つ正統派美少女。
一般家庭出身ながら名門藤咲学園に通う。典型的な乙女ゲーム主人公で、自分に向けられる好意にはとにかく鈍感。人類みな話せば分かり合えると思っているような女の子。すでにクラス内では愛されキャラとしての立場を確立しつつある。
攻略対象キャラクターの誰かとのエンディングを目指しているのか、もしくは純愛エンドを目指しているのか、はたまた何も目指してはいないのかは現段階では不明。
藤咲学園1年生。副生徒会所属。
ゲーム設定
『あなたのために、生きている』
略して、あないき。このお話の舞台となる原作ゲーム。流血表現・残虐表現の多さから20禁の乙女ゲームとして世に出された。
女王様タイプ(千条瑛莉)とお姫様タイプのヒロイン(相原妃花)を選ぶことができるダブルヒロイン制をとり、攻略対象は全員ヤンデレ。キャッチコピーは「ヤンデレ好きに贈る、ヤンデレ好きのための乙女ゲーム」。どちらのヒロインを選んでも攻略できるキャラクターは変わらないため、ヒロインが攻略対象キャラクターを奪い合う「VSイベント」がある。
攻略対象は5人。1人につき5種類エンディング(ハッピーエンド、バッドエンド2種、トゥルーエンド、ノーマルエンド)がある。もれなく全てがヤンデレエンド。
女王様ヒロインとお姫様ヒロインのエンディング全てを見ると隠しエンディングが発生する。女王様ヒロインの場合は退廃エンド、お姫様ヒロインの場合は純愛エンドであり、どちらも逆ハーレムエンドとなっている。本編中、主人公瑛莉が目指しているのはこの退廃エンド。
ゲームの進め方としては6か月にわたる共通ルート中にパラメーターを上げ、各個別ルートに入り、3月にエンディングを迎える。パラメーターは学力、魅力、スペシャル(女王様:上品、お姫様:純粋)の3つ。スペシャルのパラメーターは委員会に所属することで上げることができる。
共通ルート中に好感度とパラメーターが既定の数値に達しない場合は、一番パラメーター設定が低い匡一ルートに入る。逆ハーレムエンドにする場合、全てのキャラクターの好感度を一定に保ち、パラメーターを最大まで上げる必要がある。
個別ルートに入ればパラ上げはなくなり、会話やイベントにおいて選択肢によって好感度を上げエンディングが分岐する。
イベントの種類は2種類。一定の好感度まで上がると発生するランダムイベントと月ごとに発生する通常イベント。好感度確認システムはないのでランダムイベントで進行を確認することになる。VSイベントはお姫様ルートの場合千条優孝、女王様ルートの場合井芹透で発生。このイベントは一定の条件下で発生し、失敗すれば逆ハーエンドは望めない。
井芹くんの委員会所属が不明となっていますが、まだ本編に出てきていないだけで一応決まっています。そのうち明かされるのでしばらくお待ちください。
瑛莉が目指すのは逆ハーレムエンドですが、結構しっかりと原作の設定を作り込んであるので、個別ルートのエンディングも書きたかったり。ただ、年齢制限に残虐表現的な意味で引っかかる人が多そうなので予定は未定。エンディングリストをのせるか迷ったんですが、まだ本編で説明がないキャラもいるのでまた別の機会に。
特に意識したわけではありませんが、こうしてみるとなぜかぽっかり2年生キャラクターだけいませんね……。




