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一日目 何というか日常だよね。「うん、でもこんな毎日嫌だけどね。」

\(^o^)/

「おっつかれ~!お前椎名しいなに派手に負けたな~」

「るっせー!征人はやと、負けっぱのお前にだけは言われたかねぇ!」

「って!お前本当に男には容赦ねぇのな。

そんだけ強いならSランクも夢じゃねぇだろ?」

「はぁ?何をバカな事言ってるんだ?

Sランクになるまでに何人の女性を手にかけないといけないと思ってるんだ!?」

「真顔で問い掛けるあたり本当に壮也そうやってバカだよな…。」

 さっきから話しているこのバ…もとい男はさっき散々説明の邪魔をしてくれた征人はやとである。

万年Eランクで適当な性格。面倒事を嫌い、何事も手を抜こうとする輩である。説明の邪魔をする辺りからも性格の悪さがにじみ出ているともいえよう。

「ちょっ!俺の説明ひどくね?!」

フフフフフ…。天の声に勝てると思うてかぁっ!

「………子供…。」

表出ろやゴルラァっ!


こ、こほん。そしてこちらが一応主人公の壮也そうや

彼はさっきの征人はやととの会話からも読み取れるよう、バカである。Eランクであるのだが、能力は決して低くは無い。征人はやととも仲が良い。

 ただし、無類の女好き…というよりも女性に対する愛を多少(?)履き違えており、絶対に女性に怪我をさせない事と乱暴な言葉を向けない事を己に誓っている変人である。

「お・れ・は?!」

あ、はいはい。ってか普通は主人公の説明が先でしょうが!お前がシャシャり出て来るから順番逆になったし!

えー、とりあえず、征人はやと壮也そうやの友達である。彼は壮也そうや同様もっと上を望めるだけの能力は有しているのだが、面倒くさがりなためEランクという下位に甘んじている変人だ。壮也そうやがEランクにいる理由は自分で述べていた為割愛させていただく。


「あ、壮也そうや椎名しいながかなり荒れたぞ?

何でも『絶対手加減しやがったんだ。朱音様あかねさまの弟があんなに弱い訳が無い!次はブチ殺す』って(笑)」

「えっ?マジで!女の子からの殺意ならウェルカムだよ!」

「あ、(笑)には突っ込まないんだな。」

「本当に壮くんはバカね。姉として情けない限りだわ。」

そう言いながら突如現れた少女。

「ねっねねねね姉さんっ!」

「か、会長っ!」

「あぁ?私のことは朱音あかね朱音あかねさんと呼べってんだろーが征人はやと!」

「ぐっは…いって!かい………朱音あかねさん酷いですって!」

「副会長である貴様は会長である私の仕事を手伝う義務があるはず。しかし、何故貴様は今日の昼休みに生徒会室に来なかったのだ!」

「あっ!すみまガフッ」

「今日のところはこれで許してやる。」

フンと鼻をならし、腕組みをして立っているロングヘアーの美少女こそが壮也そうやの姉にしてAASの生徒会長を務める才女、朱音あかねである。


AASの生徒会長というのは、代々AASのSランクでもトップを誇る者のみがなることが出来るという名誉な称号である。つまるところ、朱音はAASの主席であるわけだ。

「ところで、姉さんは何で此処に?」

「なんでそんなにかしこまるのよそうくん。朱音あかねお姉ちゃんでいいのに~」


そんな強くて美人な上にスタイル良し、成績良しという文句のつけようの無い朱音あかねであったが、欠点を上げるとしたらただ一つ。いやまあ一つでは無いが、大きくは一つ。

性格がとても残念であった―

「は?私のド・コ・ガ残念だって?」

いえ、滅相も無い!

「いや、遠慮させてもらうよ…。

で、本当にどうして訓練所なんかに?姉さんには必要ないでしょ?」

軽く冷や汗を流しながら、恐る恐るといった体で再度問う壮也そうや

「あら、決まってるじゃない!可愛い可愛い私の椎名しいなちゃんが模擬戦をするとかいう噂を聞いたからよ☆」


…そう、彼女は色々と残念であった。性格というか性癖というべきか…。いやまぁ、彼女の弟もかなり残念であるのだが―

「まぁ、そうくんと戦うっていうのには驚いたけど。流石は私の椎名しいなちゃんね。もうあのスカートがひるがえる度に見える美脚なんて私のためにあるようなものね~」

先程の模擬戦を思い返しながらうっとりと虚空を見つめる朱音あかね

何も知らない人が見るととても絵になるが、発言が発言である為台無しである。


「ちょっと姉さん!今のは聞き捨てなら無いね!

今まで征人はやとの巻き添えを食らうかと思ってビクビクしていたけれどもこれだけは言わせて!

世界中の女性は全員僕が愛でるべき存在なんだ!もちろん姉さんもね!だから、姉さんに女性を奪われぐえっ!!」

「ちょっと?そうくんが私のことをそういう風に思ってくれているのはとても嬉しいけれど、私の女の子に手を出すようなら容赦しないわよ♪

いくら、わたしの大好きなそうくんでも…ね?

じゃぁね、そうくんに征人はやと♪」


普通の男が見たならば悩殺されそうなくらい美しいウインクを一つ残し、朱音あかねは去っていった。

後には事件現場のような惨状を残して―


「って~………。壮也そうや、お前の姉さんは何とかなんねぇのか?」

「あぁ~……。それは無理なんじゃないか…。姉さんには常識というものが通じないから」

「「………………はぁ~」」

二人の少年はため息をつきつつ空を仰いだ。

まぁ、最も地面に昏倒させられていたので見た、と言うほうが正しいのであろうが・・・



「待ってなさい。必ずアタシが捕まえてやるんだから」



この学校に転校生がやってくるまで20時間―


「「この感じどっかで見たぁぁぁ!」」


→続くと良いな…


「え、疑問系?!」

「俺出てきて殴られただけ…。」

「征人、出てこれただけ光栄に思え。」

「うそん、そういう小説?!」

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