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落語『長屋の花見』

作者: 太陽
掲載日:2026/03/28

 あなたの家の卵焼きは、甘いですか?塩あじですか?それとも、ふわふわの出汁巻きですか?


「お弁当のおかず」の人気ランキングでは、必ずと言っていいほど上位に名前があがる卵焼き。


お弁当箱の蓋を開けた瞬間、目に飛び込んでくる黄色はとてもお弁当に生えます


時をさかのぼってみると、花見や芝居見物が庶民の娯楽になった江戸時代。

卵焼きは、特別な日のお弁当に欠かせないものでした。

重箱に卵焼きとかまぼこを詰めて、いそいそと出かけたそうです。


砂糖がとても貴重だった時代ですから、甘みをきかせた卵焼きは、贅沢なごちそうでした。


『長屋の花見』という落語にも、卵焼きとかまぼこの花見弁当が登場します。

酒と肴はすべて大家が用意すると言うので、喜んで上野の山へ桜見物に出かけた長屋の住人たちは蓋を開けてみると、黄色いたくあんを卵焼きに見立て、かまぼこは、白い大根をそれらしいカタチに切ったもの。


そのうえ、まわりの花見客にニセ物だと気づかれないよう、「ぼりぼり音を立ずに食べろ」と言われ、四苦八苦する話です。


お花見シーズンみなさんはどんなお弁当なら気分が上がりますか?


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