世界観設定:崩壊後の『新日本民主主義国家』
1. ダンジョンの出現と「大失策」
1999年、世界各地に「ダンジョン」が突如として出現。
内部から溢れ出すモンスターに対し、現代兵器は無力だった。
物理法則を無視した異界の生命体に、世界各国は「封鎖しての放置」という最悪の選択を下す。
結果、飽和状態となったモンスターが地上へ溢れ出す「モンスタースタンピード」が同時多発的に発生。
既存の政府・経済・インフラはわずか数年で木っ端微塵に砕け散った。
2. 人類の激減と「地下への逃避」
数年で人類の人口は20億人まで急減。
国家という枠組みが消滅する中、スタンピードを予測していた「超富裕層」だけが、私費を投じて建設した巨大核シェルターへと退避。
彼らは予算を度外視した核融合炉、垂直農場、高度な自動生産設備を持ち込み、地上の地獄を尻目に「文明のバックアップ」を独占した。
3. 『新日本民主主義国家』――山手線内の聖域
地上が地獄と化す中、地下核シェルターで文明を温存していた旧富裕層たちが再浮上。
彼らは圧倒的な科学力と防衛兵器を背景に、かつての東京の中心部「山手線内側」のみを鉄壁の要塞都市として再占拠した。
・偽りの看板:
彼らは自らを旧日本の正当な後継者と称し、『新日本民主主義国家』を樹立。
しかし、その統治が及ぶのは高い防壁に囲まれた山手線内の一部のみである。
・選民思想:
城壁の内側には高度な文明と安寧があるが、一歩外へ出ればそこは「国家」が責任を持たない棄民の地である。
4. 武装小国家群と群雄割拠の列島
山手線外側の日本列島は、もはや一つの国家ではない。
生き残った人々が各地で独自に防衛組織を作り上げ、無数の小規模な武装小国家群が点在している。
・陸上自衛隊基地などの旧拠点:
独立した軍閥や自警団、あるいはカルト宗教が支配する混沌とした「中立地帯」や「無法地帯」。
政府(山手線内)はここを統治する気はなく、単なる税や労働力の「搾取工場」と見なしている。
・地方都市:
完全にモンスターの巣窟となった廃墟か、外部を拒絶し武装化した村落が点在するのみ。




