序章 遊曲の直線
序章 遊曲の直線
この直線はどこまで続いているのだろう?
-始まりもなく-
廻り道をこの直線はつなぐ 真っ直ぐに
-終わりもなく-
遊び 戯れ 刳り この直線は続き 果てに向かう・・・
- -
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この道には君にはどう見える?
-真っ直ぐな直線- -それは君が知らないからさ-
私にはどう見えるか?
-醜く曲がった直線さ-
それは直線とは言わない?
-君が正解だよ-
でも、その正解に何の意味があるんだい?
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遊曲の直線 登場人物
磨姫路 嬉々也
本作の主人公。大学に通う学生、容姿は普通、体格なども標準的である。
両親は幼い頃に亡くなっており、妹が一人いる。
伯
嬉々也のアルバイト先の遊夕堂の従業員。年齢、経歴すべて不明。
六夜さん
嬉々也のアルバイト先の遊夕堂の店主。骨董品屋である遊夕堂の店主であり、様々なことに精通している。容姿は艶やかであり、気品をどこかに感じさせる。年齢は容姿から推測は出来ない。
迎戸 忠人
中年の刑事。人間に対する観察力に優れたベテラン刑事。今回の連続殺人事件を捜査している。
上邊 達也
検死官。迎戸の同僚。
第一章 解体屋
連続殺人犯の呼び名。半年前から続くバラバラ殺人事件の犯人。




