9. RED DEAD REDEMPTION(2010年)
いきなり年代が10年以上古くなりますが、これはここで取り上げるべき、名作ゲームだと思ったので。
知る人ぞ知るというより、「グランドセフトオート」の成功で有名になった、アメリカのロックスターゲームスによって作られました。
舞台は、西部開拓時代のアメリカ。かと思ったら、実は西部開拓時代がほぼ終わりり、すでに20世紀に入っている1911年のアメリカ。
ただ、西部開拓時代の名残を色濃く残しており、主人公はジョン・マーストンという元・ならず者。
ゲームとしては、「グランドセフトオート」のように、基本的に「自由」。一応、ストーリーはありますが、すぐにストーリーをなぞる必要はなく、サブストーリーやサブクエストが多いので、それをメインにやっていると、なかなか進まず。
ただ、この圧倒的な西部開拓時代の風景が素晴らしい。
美しい自然の風景、蒸気機関車、多彩な銃、そしてゲームで再現される荒野のならず者たち。
個人的に、西部劇の映画が好きなのもあって、この「西部劇の主人公になれる」という体験が、どこか没入感があって、ハマりましたね。
最初は、それこそ保安官の手助けをして、正義のヒーローみたいなことをやってましたが、だんだん飽きてきて、いきなり通行人を襲って、保安官に追われて死んだり、娼婦を縄で縛ってさらったり、やりたい放題。
この辺、コンプライアンスとネット批判があまりにもうるさくなった、日本では実現できないでしょう。
ある意味、日本のゲームがアメリカに敗北してます。
それくらい面白く、西部劇特有の「決闘」まであるので、そりゃ面白い。
ストーリーは、アメリカからメキシコまで至り、最終的にはきちんとした物です。
ちなみに、「REDEMPTION」とは償還、償い、救済、贖罪などを意味する言葉ですが、最後までプレイすると、その意味が沁みてきます。
まあ、欠点は前編英語で、字幕つきとはいえ、流れるのが早いのと、字幕を読むのが大変なことくらいですが、これは英語が得意な人なら問題ないでしょう。
斬新さ: 100点
ゲームバランス: 95点
没入感: 95点
美しさ: 90点
ガンアクション: 90点
総合評価: S
個人的に、この「斬新さ」が素晴らしかったと思うので、100点にしました。