5. ウイニングポスト10 2024(2024年)
ウイニングポストシリーズは、いわゆる競馬シミュレーションゲームです。
初代から続いてますが、私が始めたのは割と最近の9くらいから。前から存在は知ってましたが、別のシミュレーションゲームである、「信長の野望」や「三国志」をやっていたので。
ゲームのジャンルの中でも、シミュレーションゲームが一番好きな、「考える」ゲームが好きな私には合ってます。
いわゆる「配合理論」というのが体験できるのです。
プレイヤーは、サラブレッドを生産するオーナーブリーダーになって、GⅠに勝っていくのが目的です。
その中で、様々な名馬を実際に入手できたり、その名馬の子を自らの配合理論によって、生産して、大きなレースに勝っていくという楽しみもあります。
そして、もう一つ。
親から子へ、そのまた子へという、「引継ぎ」が出来るので、プレイヤーはオーナーブリーダー、子供は騎手、孫は生産牧場経営や調教師なんてことも実現できます。
結婚相手として、魅力的なキャラクターが多数登場し、主人公の秘書も対象になります。
この「結婚条件を満たす」のが密かな楽しみだったりします。特に秘書は条件が「厳しい」ので、それを達成するためには、最初から「攻略プラン」を組んで、結婚を目指す必要があります。
さて、このシリーズ、ずっと続いてますが、今回、主に変わった部分を挙げます。
・1973年から開始可能(前の10から)。
・競馬ヒストリアが出来て、日本競馬史を追体験可能。
・人気秘書の吹里谷芽愛の復活。
・ジョッキーカメラの採用
などなど。
他にもあった気がしますが、忘れました。
なので、十分楽しめます。
というより、1973年から開始すると、現代の2024年(発売時)に追いつくまでに50年もあるわけです。
半世紀ですよ。ゲーム内で1年をプレイするのに、所有馬が増えると結構な時間を取られます。まあ、もちろん途中で面倒なら、スキップは出来ますが、どうせなら「日本競馬史」を追おうと考える私は、ほとんどまともにスキップしないでやりました。
リアルで1か月以上かかりました。
それくらい内容が「濃い」ゲームですね。
ただ、いくつか不満点はあります。以下にそれを挙げていきます。
・一部の騎手が実名登録されていないので、エディットの実名化作業に時間がかかる。
・競馬ヒストリアで条件を満たすのが難しい。
・実況が単調。
など。
騎手は、有名な何人かは実名化されてますが、全員を実名化するとなると、何日もかかりますし、騎手以外に調教師、牧場主もエディットで実名化するとなると、それだけで数日間取られます。
競馬ヒストリアは、条件を満たさないと達成できないのですが、これが一部の馬では非常に「難易度が高い」ので、満たせません。
むしろ、これはプレイヤーががんばっても、結果が反映されない「運ゲー」に近いので、なおさら困難で、何回かセーブ&ロードで挑戦して諦めました。
ただ、全体としては非常によくできてますね。
何よりも、コーエーは「信長の野望」や「三国志」に代表されるように、シミュレーションゲームが得意です。データ類がかなり豊富で、馬に関しても人に関しても、緻密に調べあげられているのがすごいですね。
ちなみに、有料のダウンロードコンテンツを使えば、早期に「海外牧場建設」が出来て、海外の種牡馬、競走馬を入手できます。
また、同じく、子孫の性別、顔、職業を変えることもできます。
この辺り、有料にはなるので、個人の判断に任されますが、そんなに高い金額ではないので、ついつい毎回買ってしまいます。
ということで、次の作品も楽しみなウイニングポストシリーズ。今のところ毎年出てますね。
斬新さ: 85点
ゲームバランス: 90点
やりやすさ: 95点
リアリティー: 85点
データ類: 95点
総合評価: S