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俺はしがない社畜サラリーマン。今日もサービス残業にいそしんでいるアラサー前の29歳だ。毎日が早番のサービス残業、いい加減労基に通報して転職しようかと考えていた。このご時世珍しいことではない。時の政権の暴走、流行り病、戦争と人々の意識は変わりつつあるが、もて余しているのが日本人のサガだ。現状からの脱却と残される未来を天秤にかけるとあと一歩が踏み出せない人が多い。


とか考えながらも俺は、スマホを構いながら良い転職先がないかを物色していた。何かないかなくらいで閲覧していると気になる求人を発見した。


急募! 学歴 年齢 職歴不問

山間部地帯の護衛職 基本給は170000

各種手当、装備品は別途支給

英雄になれるチャンスの職場です。

アットホームな環境で先輩の重戦士さんが丁寧に教えてくれます。


「なにこの求人他とは違うけど、イベント関係かな?」

「ちょっと面白そう。エントリーだけでもしよ。」

「しかし、先輩は重戦士かい。今日日ここまでユーモアのある宣伝するとこも珍しいな。ポチっとな」

エントリー完了しました。後日当方よりご連絡いたします。ビロリロリン、孤独のオフィスに鳴る機械音。


住居のあるアパートに帰ってきた。時刻は21:00ちょうど、良い子は寝る時間で悪い子は夜ふかしのはじまりの時間右手にはキーケース、左手には弁当と死神(カップ酒)の入ったビニール袋を手に主様のご帰宅だ。ビールより日本酒派とかは置いといて今日も1日お疲れ様と独り言を言いながらネクタイを緩め、テーブルに向かいビニール袋の中身を出して孤独の夕食を取り始める。今日はのり弁、昨日はのり弁DX、毎日がのり弁。

「これ意外は時間かかるからな」

「旨いから好きなんだなこれが」

食べながら一杯死神を飲みながらおもむろにに革バッグを取り出し、二本の刃物を取り出す。マチェットとサバイバルナイフに油を塗りながら週末のキャンプに備える。唯一の趣味の下準備は楽しい。

「ランページ少尉御用達サバイバルナイフ、ほぼコンバットナイフだなこれ」

「もっと良い売り出しかなかったのかよ」

マニアのぼやきはいつもマニアックだ。

「しかし今日はやけに眠いな」

「もっと起きていたかったが早めにやすみますかね。」

少しペースを早めながら、夕食を片付けるとベッドに寝転がる。

「眠いな。今日は風呂は諦めるかな」

「夢でもし、会えるなら・・・しぇナーガ」

「あー今日はも閉店だわ、寝よ。」

酒の酔いと疲れが心地よい眠りへ誘なっていく。

夜はまだ長い、だが眠りは一瞬。今日のエンディングはふいいにやってきた。

今はゆっくり眠り、明日からの元気を充電しよう。今日も明日もいいことはないかもしれないが、頑張る人は睡眠を大事にする。




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