2018年5月5日(土) 真実は便器の向こうに ~野菜か、水道水か?~
5月5日(土)
今日は休みを利用し、前任者の神田先輩から引き継ぐマンションを下見します。
仕事だけでなく、神田先輩からはマンションも、家具も、テレビも、ネット契約も、ドライバーも、そして2名のメイドも引き継ぐのです。
マンションのあるバサントビハールは、デリー市内でも超高級住宅地だと聞いていた。
しかし、私の中で勝手に高級イメージが先行しすぎてしまったのだろう。
ごみが砂ぼこりのように舞う道路、そして、徘徊する野良犬や野良牛に幻滅してしまった。
それでも、いざマンションの中に入ると、300㎡を超す空間には、3つのベッドルーム、広大なキッチン、2つのリビングルームがあった。
日本では、まず私が一生どんなに頑張ったとしても住めない豪華マンションです。
メイドのヴィーナさん(長年日本人に仕え、日本食も作れるコック兼洗濯担当のおばちゃん)とサガヤさん(掃除ならびに買い出しその他雑用専門のおじちゃん)とも挨拶。
とても良さそうな人たちで安心した。
しかし、メイドを2名も抱える生活なんてしていたら、自分が大富豪になったと勘違いし、日本で普通の生活に戻れなくなってしまうのではないだろうか。
☆
今日の日本は子供の日で祝日。
なので、妻と子供は私の両親ならびに兄と合流し、私の知る限り日本で一番美味い東中野駅前にある焼肉店のジンを訪れたようだ。
今にも薫りが届きそうなほど美味しい焼肉を前に、家族みんなが微笑む写メが家内から送られてきた。
肉か~。
羨ましい。
そこで、私も対抗して、ちょっと豪華にホテルでランチビュッフェを頂くことにした。
ステーキ(ビーフじゃなくてラム)や不思議な味のする海苔巻きを食べながら、僅かではあるがインドでひとり子供の日気分を味わう。
☆
ただ、夜中に凄い下痢に悩まされた。
原因はなんだろう?
日本料理店の富士で食べた生たまごは、既に体外に放出されたはず。
となると、水か野菜だろうか?
野菜はなるべく生野菜では食べないようにしているから、可能性は低いはず。
じゃあ、水か?
いや、水も当然ながらミネラルウィーターしか飲んでない。
ん、待てよ。
ひょっとして、歯磨きのうがいやシャワーを浴びる時に目や鼻や口を通じて体内に取り込まれてしまった水道水か?
真実は便器の向こうに。
この作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。




