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序章第十二節


「何者だ!!!」


 暗がりの中、丘の上から見下ろす。

 そこには10人以上の人間がこちらを見ている。

 それぞれの服装は皆、同じで統一させてあることから、どこかの国の軍や組織に属している人たちなのは見て分かった。

 中でも戦闘の白い服に銀の髪の女性、あいつが指揮官のようで、槍を構えてこちらを見据えている。


「お前が指揮官か?」


 槍の穂先を向け、質問する。ありったけの威圧を込めて見据えるとその容姿がはっきりと見えてきた。

 可憐な容姿に銀のロングヘアー、夜だとゆうのにその周辺だけが輝いて見える。佇まいからして、かなりの使い手とゆうことがわかる。隙がない。

 

(しかし、かなり若い年齢的には俺よりしか暗いか少し幼いな。)


 その女性がこちらを見据えている。


「あなたこそ!何者です!!そちらから名乗りないさい。」


 凛と透き通るいい声が聞こえてきた。ここで無言を投資ても意味はないと思い俺は名乗ることにした。


「俺は、ヴァン!この森で世話になっているものだ。」

 

 そう答えるか彼女は少し戸惑っているようだ。素直に話してくれるとは思っていなかったようで驚いた顔をしている。

 少したって彼女はこちらを向き直り答えた。


「私は、エヴァです。この森に住まう邪竜を討伐するために来ました。その先にいるはずです。」


 そうやら名乗り目的も言ってくれた。そうやら悪い人間ではないようだ。ますますやりにくい。


「ファフ爺のことか?あいつはそんな存在ではない!!」


「嘘おっしゃい、この森に魔物が蔓延っているのは、それのせいです。」


「それだけで討伐される理由にはならないな、まして俺が退く理由にもならない。」


 このままでは、らちがあかないと思ったのかこちらに構えてくる。ヤル気だ、なら俺もそれ相応に対応しなくてはならず苦い顔をする。

 

(あまり気は進まないがしょうがない。)


 こちらも構える、穂先が彼女おとらえた時最初に動いたのは。


「フッ!!!!」


 地面を蹴り、渾身の突きを彼女は受ける。それからは槍の乱舞でお互いに競り合っているが男の俺の分力が上のようで少し力負けする場面が見えてきた。

 しかし技は、向こうのほうが上のようで、俺の知らない槍の動きが幾重にも襲ってくる。ここで対人戦が初めてなことが顕著に差が出ている。

 今はお互いに、隙を伺っているといった状況で矛先を薙いだり石附で防いだりと譲らない状況だ。しかしよく見ると視線が俺から離れた。

 隙ができたと思ったところに一気に詰める肩を狙った一撃は寸前で頬をかすめる。そして少し距離を取った彼女は。


「お強いですね!」


 彼女が話してくる。その顔は、笑っていた。






 最初の一撃は防ぐことができた。狙いが甘かったのかそれてもワザと手を抜いたのかしかしそれ以外はどれも単調な攻撃が続く。

 彼の力は私以上の重さがあるが、技の方は素人のように未熟だが、時折見せる鋭い突き、これだけは繰り出されると必死になってよけていた。

 

(とても偏った槍術ですが、とても鋭いですね。)


 彼の付きだす攻撃を捌いて必殺のカウンターをいくらも出しているが、そのすべてが寸前だ交わすか受け止められてします。恐ろしほどの洞察力です。

 それにしても、こんなところに人がいるのでしょうか。少なくとも二人の人がいるはず。あの木の根元からこちらを見る視線を感じますね。

 損の情報は聞かされていなかった、一体上は何を考えているのかと気をそらした瞬間。

 

 シュッ!


 と、頬を槍がかすめる。別のことを考えていた瞬間に、突かれた隙に私は数歩下がり頭を振る。


(いけない、戦闘中でした。)


 一呼吸おいて、構え治す、向こうもいったん動きを止めこちらを見据えている。

 そして私は初めて、そう初めて彼の全体を見ることができたのだが、美しいと思った、怖いと思った、その立ち方構え方ひとつで、彼が悪とは思えない。

 やはりここにいる竜は邪悪なものではないのだろうか、そうおもう。


「お強いですね。」


 自然とそう言葉が出たのだった。





 私は、今ファフニール様のところにいた。ここに連れられ前ではヴァンが戦っているとそちらに不安な視線を向けている。


「心配するな、あやつがそうそう負けはせんよ。」


 ファフニール様が、私にそう語る。わかっている彼は強いあの飛行船といった乗り物を見ているととても不安になる。またあの時と同じことが起こってしまうのではないと。


「ヴァン、、、、。」


 私は、また逃げてしまったのか彼に全てお任せて、恩を変え出ないでいる今の私はとても惨めだった。少しして空を見るとそこには飛行船がありまたあの火球を放ってくるのではと心配になる。

 するとその後ろに影が見えた。それはもう糸つ新たな飛行船が浮かんでいるのが見えた。


「どうやら、まだいたようだな。」


 ファフニール様から少し不安な声が聞こえる。まさかの造園で少し心配になったのか空をにらむ顔が険しくなっていく。


「ヴァン!!」


「ま、まて!!!」


 私は、ファフニール様の生死の声を振り切り走り出す。


「私はもう逃げない!!」


 そう口にしていると、空に選考が走る。また火球が来るのかと思い見上げると、あとから来た飛行船が、前にいた飛行船が落ちてきたのだった。

 困惑する中、あたしはヴァンの元へ急いだ、そして丘を越えそこで見たのはヴァンが切ら鮮血が飛び散っている光景だった。






「話をしましょう。」


 何回か打ち合いの末、彼女はそう言ってきた。


「何を話す、言っておくが俺は何があっても引くことはない。」


「分かっています。いくつか質問させてください。あなたはなぜここにいるのです。」


 彼女は武器を収めるように後ろにいる部下たちに向かって手を挙げる。

 さて、この質問に俺は考える、上手くすれば彼女はここから去ってくれるのではと思ったからだ。

 しかし俺は魔人で千年間この地で眠っていたと、話して信じてくれるだろうかと思ったのでいくつか嘘をつ織り交ぜて答えた。

 ひとまずは、彼女にファフ爺が無害であることを理解してもらわないといけない。そのためには、もこれしかない。


「ファフ爺、ファフニールに会って話をしてほしい。そうすれば、あいつが邪悪なぞんざいではないと必ずわかってくれる。こう通り。」


 頭を下げる、俺自身必死になり彼女たちを説得しようと取った行動だ。これで無駄な争いは避けられる。

 そう思い、深く頭お下げたのだった。そしてその下げた相手からはしこ同様の気配がした。


「そちらが危害を、くわえないと約束できますか?」


「もちろんだ、もし話を聞いてくれるのならそちらは武装したまま全員出来てもらって構わない。そのうえでどうするか決めてほしい。」


「そちらの意向は分かりました。、、、、、、、会いましょうそれから判断します。」


「!!、、、ありがとう。」


 ほっとした、これで無駄に傷つけあうことをせずに済むと思ったからだ。改めて礼を言おうとしたとき。彼女の背後で動くものがあった。一人の兵士が剣を取りものすごいスピードで彼女に切りかかるのが見えた。


「危ない!!!」


 そう叫んだとき、俺は動いていた。なぜ動いてしまったのかは分からないがこのまま見過ごせないと思い。彼女をかばった。

 兵士はのスピードはものすごく、あっと言う間に俺は切られてしまった。

 失せれゆく意識になか。声が聞こえる、それ名は赤く輝く炎がみえた。 

  

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