俺の趣味
俺は幼稚園の頃からイーストスイミングスクール(ESS)に通っていた。
水着は男の子も女の子も競泳水着タイプ。
男の子はいわゆる競パンタイプのもの。ボックスタイプが主流になりつつあるなか珍しかった。
一方の女の子も競泳水着タイプのものだった。幼心にもその水着を着ている年上の女の子たちがかっこよく見えた。
その水着を着ている女の子が次第に「かっこよく見える」から「なんとも言えないけどいい」と思うようになってきていた。
まだ小学生低学年。
エロとかそういう言葉を知らない頃。
今思えば確実に俺はエロいこと考えていたんだなと思う。
そしてそれは次第に「自分も着てみたい」と思うようになっていた。
小学6年生の頃、隣町にあるESSに行き、「妹の水着を買いに来た」と嘘をついて、女の子用の水着を買うことに成功した。
すぐに近くの公衆トイレの個室に入り、着替えた。
これを女の子は着ているのか…
自分でも興奮してきていることがわかった。
肩紐を通して、着終えて、水着を手で撫で回した。
この水着の締めつけ感…男の子の水着じゃない感覚だった。
それ以来、家でも親が居ない時にこの水着を着るようになった。
もちろん親にはバレないように保管場所にも気を使った。
そのくらいから、スイミングに行っても一緒の女の子たちの水着ばかりに目をやるようになった。
あの練習用水着とかいいなぁ…自分もあれを着て練習したいなぁ…
そんなことばかり考えていた。
スイミングに行く目的がどちらかと言えば、そっちになっていた。
だからこそキツい練習でも行ってたのかもしれないけどね。
高校を卒業するまでにこっそり通販で買ったものを含めて、女の子用の水着は10着にもなっていた。