財務省、山口メンバー問題の原因ってセクハラじゃなくてパワハラじゃないの?
ゴールデンウィークの間にしこしこ書いていた小説の保存を忘れていて、数万字が水の泡となった西野です。自業自得ですけどね!
私の近況はどうでもいいとして、昨今のセクハラ問題でセクハラ研修を再度受けるということになりました。多分、多くの作者様も一度は受けているのかなと思っております。ここで私が受けた内容をざっくりと説明したいです。
一言で言うなら、どうしていけば男女問わず会社で力を発揮出来るかという内容ではなく、如何にしてセクハラと言われないように自分の身を守るかという研修内容でした。本当にがっかりしたのが率直な感想です。
具体例を上げますと、女性社員Aがネイルのカラーを変えていたとします。ここで私が「似合っているね」と言うのはアウトです。仮にAが喜んでいてセクハラと思っていなくてもアウトなんです。理由は他にネイルを変えていた社員Bがいたとして、Aの変化に気がついたけども、Bの変化には気が付かなかった。どうしてという感情が生まれてしまう可能性があるためアウトとなるわけです。
そうしますと防止策としては女性社員に対しては業務以外では極力触れないのが最も適切な行動となります。他にも個室で女性社員と二人きりで打ち合わせをする場合は扉を空けておくという話がありましたね。こういう例と共にその対策が延々と続き、研修が終了しました。一応、これがコンプライアンスも非常に厳しく、職場の悩み相談窓口もある私の会社の対応です。
ここからはタイトルと繋がることになりますが、あまりにもセクハラというワードが先行し過ぎていて、それの根本的な原因を見逃しているのではないかというのが私の意見です。ぶっちゃけセクハラってパワハラの一種だと思うんですよね。それの対象が女性だったという訳で。
福田元事務次官にしてもこれがテレビ朝日の記者じゃなく、極端ですが辻元議員だったら間違いなくあの発言はしてないと思うんですよ。だって辻元議員のほうが力ありますし、山口メンバーの件もそうですね。10代のタレント志望の女の子がジャニーズのトップクラスに呼ばれたら断るの難しいですよ。
そういうパワーバランスからこのような事件が発生したと感じている方は多いと思いますが、あまりこのあたりには触れないで、セクハラ、#me tooって言っていると、馬鹿な人たちが、女性に言うとセクハラになりそうだから、言うべきことを言わない。男性だったら問題ないでしょと言わなくてもいいことまで言ってしまう。まあ、中には男女問わず暴言を吐きまくる人もいますけど……。
少し横道にそれますが、電通で発生した過労死事件。これは長時間労働も原因のひとつだと思います。ただ、これも長時間労働だけがクローズアップされて背景にある上司のパワハラとセクハラはあんまり報道されてない記憶があります。電通で長時間労働は当たり前ですし。
ともあれ、自分の立場の圧倒的な優位性を利用して、逆らえない立場の人物にハラスメントをする。セクハラかパワハラか卵が先か鶏が先かみたいな話ですけど、忌むべき行為であるのは間違いないはずです。皆様はどう思いますか?