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今日のランチは何にしますか?

 さて、とりあえずタープを張ってしまいましょう!

必要な物を残してリュックに突っ込んでいく。

ある程度荷物をまとめておかないと、無くしてしまうのだ。


 片付け終わったらナイフを持って林の中をお散歩だ。

タープを張るための木を切るためだ。ついでに薪も拾って歩く。

大きめの倒木を見つけたので、持ち帰ろう。

タープポールに丁度良い。


 野営地まで引きずって戻り、まっすぐな部分を1.5メートル弱の長さで切断する。残りは薪にしてしまおう。


 しかし、この十徳ナイフのノコギリは使いにくいな。

今度、折りたたみ鋸を買おう。ポケットに入る小さい奴。


 何とか切り終わったので、タープを張りましょうかね。

4×4メートルのタープシートを広げてステルス張りにする。

何度も練習していたので慣れたものだ。


土曜日の昼間に人の居ない運動公園の芝生の上でタープを張って嬉しそうにしているオッサン。

そしてすぐに片付けて帰って行くオッサン。グラウンドでサッカーをしていた少年たちはどう思っただろう。

毎週毎週現れてタープを張って満足そうに微笑むオッサン、通報されなくて本当に良かった。



 ステルス張りが完成したら、次は寝床だ。

3×3メートルのタープシートを二つ折りにして中に持って入る。

頭側になる方から丸めて長さを調節すると、枕付きの敷き布団の完成だ。

この上にシェラフを乗っけて寝床の作成は終わりだ。




 次は食料の問題だ。

お昼に食べようと思って買ってきたカップ麺だが、これを食べてしまえば夕食が無くなってしまう。

なんせ米を持って来るのを忘れていたのだ。


メスティンはあっても米がなければご飯は炊けないのである。



次の案はサバイバルだ。


 魚を釣って食べるのはどうだろう。

幸いS湖ではブルーギルが沢山釣れる。

コイツは塩焼きにすれば美味いのだ。

釣り具もある。しかし、塩を忘れた。



 よし、温泉に行こう。

どうせ風呂には入らないといけないのだ、温泉に入って、昼飯を食べて来よう。

そのあとでゆっくり焚き火を楽しもう。

焚き火は夜の方が楽しいのだ。




 荷物をタープの中にしまい込み、バイクに跨がりヘルメットを被る。

エンジンをかけて走り出す。



 さて、どこの温泉に行こう?

このままS山に上りS温泉でも良いのだが、あまり近くだと漁師の知り合いに出くわす可能性がある。

遭遇率は20%、5回に1回は知り合いと鉢合う、S県は狭いのだ。

S山を西に横切りK町の温泉に向かおう。

俺のカブさんは90cc、30キロ制限に囚われる事も無い、秋のツーリングを楽しもう。





 K町の道の駅に到着。 

温泉じゃなかったのかって?

パンツの着替え持って来なかったんだよ!

ここにはコンビニもあるし、レストランもある。お土産も買い放題だ。

とりあえずコンビニでパンツを買って、レストランで豪華な昼食にしようと思ったのだが、道の駅の入り口に立ち食いそばの店がある。

よし、入ろう!

即決である。

大好きなのです!こういう雰囲気。





 いや~、美味かったな。山かけ蕎麦を食べたのだが、やっぱり手打ちの蕎麦は違うね!

おいなりさんも美味しかった!

立ち食いじゃ無かったんだけどね、また来よう。



 さて、パンツも入手、腹も満たされた!次は温泉だ!

 


 で、やって来ましたM温泉!道の駅から15分位で到着。

見知った車も無し!さあ入ろう。

券売機で大人1枚300円、タオル1枚100円の券を購入。

とってもリーズナブルである。

受け付けに券を渡してタオルを受け取る。

さあ、温泉を堪能しますか。




 温泉から出ると4時を過ぎた所でした。

あと1時間もすると薄暗くなってくるだろう。

夏とは違い、秋の夕方は短いのだ。

キャンプ地まで30分、慌てなくても大丈夫。

安全運転で帰ろう。

 






 

 

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