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くだらない人生の再来

人が死ぬとはどういうことだろう…心臓が停止すれば死んだことになるのだろうか…まぁそんなことどうでもいいだろう俺はもう死んでいるのだから


「黒川純さん8月7日午前10時12分ご臨終です」

どうやら俺は死んだらしい、ん?意識はあるんだが?

「うぅ…ひっ…ひっ………」

祖母が泣いているまだ死んでないのに、起きあがろうとしたが無理だ体に力が入らない意識も飛んでいくあぁ死ぬのか、ちょっとラグがあるが死ぬのか、死ぬ、死ぬ、死ぬ…まぁいいか面白味のない人生にさよならだ、あぁ逝く…


んんここはどこだ?俺全裸だし、もしや今流行りの異世界転生か?じゃあ2度目の人生本気で…

「違うわよ、貴方は生き返るの」

生き返る?そんな馬鹿な誰が俺のために7つ集めんだよ

「私が蘇らせるのよ」

お前が?ってただのロリじゃねーか、お前に何ができるんだ

「貴方を蘇らせることができる、あとロリじゃない神よ」

…なんか口調的にマジぽいな、いいよ別に蘇らせなくてどうせまたつまらない人生に逆戻りだ

「いいえこれは強制よ、私は見たいの貴方みたいな人間が生き返ってまたどう生きるのかを見るのが好きなの、また前と同じつまらない生き方をするのか、それともこれまでの人生を改めて華のある人生を送るのか楽しみだわ」

また同じことを繰り返すだけだよ、ん?てことは俺はロリ神は俺の生活を常に監視するってことか?

「えぇそうなるわね、でもまた面と向かって会うことはないわ、再び死ぬまでね」

いい趣味してるな、まぁほんとに生き返らせられる気はしないが勝手にしてくれまたつまらない人生を送るから

「あら言ってなかったかしら?貴方とっくに生き返ってるわよ、意識がここにあるだけでね」

嘘っぽいな、ならさっさと意識を戻せ、裸でいるの恥ずかしいんだからな

「はいはい、その前に生き返ったら、貴方はふ…」



「うぅ…うわ!!顔にカエルが乗っかってやがる」慌ててカエルをはらう、どうやら窓が開いていてそこから入ってきたらしい

「そういえばさっきロリ神がなんか言いかけてたなまぁいいだろとりあえず病院から出よう医者や祖母にバレたら大騒ぎだしな」机の上にあるカバンを取り外に出る

「夏なのに夜は寒いな、服を買うか病院の服だと怪しまれるしな、しかし病院の机の上に自分の荷物があって良かった」

服を買うなんてあまりない経験だった、高校生になったのにも関わらず普段外出しないので服なんてなくて良かった

「服はジャージでいいかな、そんなことより寝床が必要だな」寝床を探して人気のない所に向かった、なんとなく人がいる所は嫌だった、街はいつもと変わらない俺のことを誰か探しているのかな?ふと思ったが杞憂だろう家族は俺のことを愛していない、友達も俺のことを好きではないだろう、だから俺の死体がなくなったからといって探すわけはない、唯一祖母だけは探してくれそうだが、まぁ祖母もまだ小さい弟の世話で精一杯だろう俺のことなんて探せない、普通なら両親が探してくれるだろが俺の父親は亡くなっていない母親がいるだけだ、と言っても父が亡くなって壊れた自分のことしか考えないヒステリックな母親だ、俺はそんな母が嫌いだし、母も俺が嫌いだろう、だから俺を祖母の家に預けているわけだし、俺が死んでせいせいしたかな?まぁ今そんなことを考えても仕方ない、さてこれから家なしでどうするか?そう

考えながら歩いていると薄暗い廃墟がある

「さすがにここはやめとこう、怖いし」

「やめて!!助けてー!!誰か…」女性の声がしたが何かあったのか声が途切れた

「スマホ、スマホ…ない?クソ家か」警察に連絡しようとするがスマホがないカバンの中に入っていなかった、警察署に行くという選択肢もあるが俺は覚悟を決めた

「行くか」廃墟に行くことを決めた自分の身になにかあっても、もう少し一度死んでるし構わない、それに最後くらい女性に格好つけたい男とはそういう生き物なのだ、女性の声がした方に行くと四人の男たちが女性を囲んでいるしかも一人はナイフ突き付けている

「よってたかって卑怯だぞ、一人の女殺すのに四人もいらんだろ」男として一対一のタイマンで片をつけようとおもったが素手で戦う気などないらしくナイフを持った男が近づいてくる

「なら俺一人で殺してやるよ、お前をよ〜」そういうことじゃない子供相手に卑怯だと言おうとしたのも束の間、ザクッ右腕の関節あたりを切られた切断はされなかったがもう使い物にならない、それにそんなことより

「ッッ!?痛い、いったーーーい!!うぅ」今まで経験したことのない程の痛みだった、とりあえず後で唾をつけておこう

「おいおい、正義のヒーローがわめくなよ、次は首だ」仕方ないだろ痛いんだからか弱い男に何してんだこの野郎、野郎はナイフを振り上げる、避けられないこともないが今は腕が痛すぎる

「あーッ痛い、痛い、痛い、ん?痛い?」腕が切れていない?唾つければ大抵の傷は治るとはいえこれはおかしいぞ?グサッ首が切られたこれは死んだ確実に…死んで…ない?成程その刀は太陽の光を十分に浴びていなかったようだないや違うか、どうやら俺は生き返ると同時にチート能力を得てしまったようだ。










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