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二章 朝焼けのない街--予告
朝焼けのない街というものをご存知でしょうか。
そこは名前の通り昼がなく、永久に夜の続く街らしいのです。
大きな暗いビルたちが見渡す限りに続いており、それはそれは見事な夜景であると言います。
そこにいる住人は無口で影のように真っ黒で、そしてなんと人の2~3倍ほどの、スラリとした大きな体をしています。彼らが何を考えていて、何をしているのかは誰にもわかりません。
朝焼けも夕焼けもなく、ただ青だけが続く街。
どうでしょう。少しは興味が湧きましたか?私も一度は行ってみたいものです。
お次はそんなお話にございます。
--次章・朝焼けのない街--