第四話 四天王たち
「ようこそ~!我らが四天王!神の宴へ!」
少女がハイテンションで言う。
扉の先には、まるでどこかの教会のような部屋があった。そして三人、誰かがいた。
「お、君が死神の言ってた子?」
と、黄色の布一枚を着て、頭に花の冠のようなものをのせている顔立ちのきれいな男の子が言った。まるで、森の精霊のようだった。
「想像してたのと違う。よわっちそー。」
次は桜の花びらが乗っているようなふわふわとしたワンピースを着ている、目がくりくりの女の子が言った。みんな、羽が生えている。もちろん、僕を案内してくれた子や、もう一人の人物
も、だ。
「でも死神が選んだ子でしょ?以外に僕らよりも強い力、持ってるかもよ?」
そして、茶色の古いローブを着た、大人の雰囲気を漂わせた男の子が言った。この子の羽はみんなよりも少しだけ、汚れている。最初にしゃべってた男の子とはまた違うイケメンだ。
「静粛に。じゃ、自己紹介から行こうか。」
と、案内してくれたあの女の子が言った。
「はいはーい!俺は自然の神、アース!新しい動物を生み出したり、実際、君たちが住んでるこの地球の環境だって、俺が作ってんだよ。でも最近人間がどんどん環境を破壊してってるんだよね。ほんと困る。」
と、人間への不満を口にしながら、顔立ちのきれいな男の子が言う。
「私は恋の神、コルン!いわゆる、キューピットってやつ?でもあれ恋って感じしないよね~。恋って、もっとピンクで赤で、熱い感じ!!」
ピンクのふわふわのワンピースを着た女の子もまた、不満を口にして自己紹介をした。
「僕は時の神、ジーク。自由に時を操れる。時を止めることだって、進めることだって、戻すことだってできるよ。」
と、茶色のローブを着た男の子が答える。
「私は死神。名前はセイカ。生きているものの死を覆したり、人の死を自由に操れる。何なら、死んじゃった人を生き返すこともできるよ。でもそれをするといろいろと大変なんだよね。」
そして、あの女の子が答える。
みんな四天王で、神。見た目は神の能力によって僕と同い年の姿だが、実際は千年近く生きているらしい。
「次、君の番だよ。自己紹介して。」
と、ジークが言う。
「えっと、僕は優稀です。」
「……」
「………」
「…………」
「……………」
しばらくの間、沈黙が流れた。
「あのぅ…以上…です。」
僕は戸惑いながら終わりであると告げた。
「え、それだけ?」
「死神、どういうこと?」
アースが死神に問う
「えっとね、優稀にはなにかオーラが感じるでしょ?」
「まあ、うん。」
「で、優稀、何か心の中でもいいからお願いしてみて。」
僕はセイカの言われたとおりに、未来を見てみたい、とお願いした。
するとジークが立ちあがり、持っていた杖を床につついた。そして
「尊きこの世の時空よ。今ここに地球の未来を、この優稀という尊き存在の頭に映し出せ。」
ジークがそう唱えると頭に未来の映像が流れ込んできた。
「…嘘だ、そんなまさか…君、神様と同じ…?」
ジークが唱えるのを終え、驚いたように聞いた。
「でしょ?私が潜り込んでた学校で優稀が死んじゃえばいいのにって思ったとき、神様に命令された時と同じような気持ちになったんだよね。これは従わなきゃって。」
僕は、この神様たちが言っていることによくついていけなかった。
「まあ、てことで~、優稀を神にするために神学園へ入学させまーす!」
名前の由来!!
ジーク→時間の軸でジーク
セイカ→セイは生きるの生、それにカを付けただけ。
アース→地球を作り出していることからアース
コルン→とりあえず恋のコを入れた。
意外と単純です。




