第0.5話 異世界の夢を見ていました。
初めて投稿させて戴いたので、なにかしら至らない点もあるかと思いますが、生暖かい目で見て貰えたら幸いです!
「こ、ここは…何処だ…?僕はただ、家の玄関を開けただけなのに…!」
時は数時間前に遡る。
「おらっ!立てよ!まだ、今日の分終わってねぇんだぞォ?ちゃんと立てよ、四月一日ィ!!」
「う……ぐっ………。」
学校の不良グループに痛めつけられている少年。
名前は【四月一日 真司】。歳は14。中学三年生のごく普通の少年である。
「は…………」
「は?」
「……離して…よ……!」
力無くも強気な四月一日の一言は不良たちに届いた…が、彼を嘲笑う、不良たちの笑い声はそれ以上に辺りに響いた。
「はははっ!お前、この状況でよくそんなことが言えるな!」
「ははっ!あ、そうそう。お前とうとう病院に連れてかれたんだろ?えーと…精神科…だっけ?」
「あーそれ聞いた聞いた。現実とアニメの区別がついてないって言われたんっしょ?」
「そ、それは………!」
その情報は彼にとっては限りなく事実だった。
「お前、まーだ言ってんのかよ。異世界がどーたらってよ!」
再び、不良たちの笑い声が響き渡る……が、それを止める大きな声が一つ。
「笑うなっ!!!」
四月一日だ。四月一日の怒号がそれを止めたのだ。
「確かに、魔法とかファンタジーとか異世界とか、僕はそれらがあるって信じてる。端から見たら異常……そんなの僕自身が一番分かってる!」
「だけどさ、好きなんだ……夢なんだよ!信じる位はいいじゃないか!夢を見たっていいじゃないか!!」
「その大切な夢を……陰でこそこそと僕を痛めつけている君たちに否定されたくない!!」
少し速い口調で、彼は自身の夢を叫ぶ。
ある筈はないものではあるが、それが彼の憧れ。
少年少女たちにとっての魔法少女やスーパーヒーロー、それにあたるものが彼のファンタジーなのだ。
さすがの不良たちも気圧されたのか、暫しの静寂が辺りを包む。………が、
「…………四月一日、お前よ…そんなんだから漫画研究部の奴らとかにも引かれるんだよ。」
「………………あ。」
四月一日にとっての痛烈なカウンターが心に刺さった。
「…ま、とりあえず………なんかムカついたから……殴るわ。」
―――痛々しい音が授業の合間に響く事となった。
えー、まずは、ここまで読んで下さってありがとうございます!
次の話も出来る限り早めに形にしておくので、次も見ていただけたら嬉しいです!
やはり、いまいち変に感じる部分等あるかもしれませんが、生暖かい目で見て貰えたらと思います。