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詩、あるいは詞

グラウンド

作者: 志賀飛介

胸に芽生えた感情を

ずっと隠してここまで来た

言えないことと言わないことは

紙一重ってことにした


誰かが覗き込もうとして

慌てて隠した胸の奥

感情なんてたいそうな

ものじゃないって思っていた


体がずっとあるように

心もずっとあったのだ

どっちが本物とかじゃなくて

どっちも本物だったのだ


あの日見つけた小さな芽を

ずっと隠して育ててきた

どうするってわけでもなくて

ただどうなるか見たかった


誰かが夢を語っている

慌てて僕も夢を探す

小さな僕にも届くような

ちょうどいいものを探していた


誰かがそうであるように

僕だってずっとそうだった

正しい生き方とかじゃなくて

僕は僕として生きていたい


誰かが何かを言ったから僕は僕を迷ってしまった

あなたがあなたでいるほどに僕は僕を見失う


胸に芽生えた感情を

ずっと隠してここまで来た

言えないことも言わないことも

大切だから隠していた


今日まで僕であったように

これからも僕で居続けたい

どっちが本物とかじゃなくて

僕は僕として生きていたい


僕は僕として生きればいい


誰かが何かを

あなたはあなたでも

僕は僕として

ずっとずっと隠してきた

誰もが

芽生えた感情

誰かに

あなたに

僕にだって

おんなじ世界に違う未来

僕は僕として

生きていい


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