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リーマンと私
先週、久々にバスに乗った。乗り合わせた爺ちゃん婆ちゃんですら、ピッ!と電子で降りていくのにだいぶ年下の私はビーっ!と整理券を取り、ガチャガチャと小銭を落として降りた。
……。
ま、まあそれはいいとして、帰りもバスに乗り、時間帯のお陰で空いていた。
私は後方の二人乗りの席に座り、バス停を次々過ぎていくごとに二人乗りの席に一人だけ座っている数が多くなっていた。
そんなとき、次のバス停で若いサラリーマンの集団が乗車。座るのに抵抗を感じた人は立ち、そう思わない人は相席していった。
前の前の前のお婆ちゃんの隣、前の前の爺さんの隣、前のオバさんの隣、飛んで私の座る座席の隣の座席に座るオバさんその二の隣に座るサラリーマン。
見渡せば、私の隣だけに誰も居ず、随分進んだ頃にオバさんその三がやっと座ってくれた。
……。
私、怪しいものではありませんよ?
と、言って回りたくなったが、一応普段より三倍身奇麗にしていたはずだ。足りないというのだろうか…
そんな自分を帰ってからよしよししてあげた話。




