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お茶碗一杯
ツナの缶一つ、海苔一枚、お茶碗一杯のご飯に乗せて、醤油と胡麻油を好きな分だけかけて食す。これが好き、至福のとき。
そう思えるものを、食べたいなぁと思ったときに直ぐに作れて、ホカホカと湯気が揺らいでいる間に食べられるというのは、とてつもなく恵まれているということ。
ご飯を少しカピらせて電子レンジで温め直し、大量のタバスコをぶっかけるのも好き。米の白が見えなくなるまで鰹節を乗せてポン酢で食べるのも好き。焼き肉のタレをかけるのも。そして、煮物の汁をかけるのも好き。勿論、家から出たらそんなことはしないが、そんなことを許してくれる家族も好き。
豪華に刺身を乗せて一人海鮮丼。明太子、納豆、ダシ、漬物、も好き。ただ塩をかけたり、塩コショウでいくのも好きだ。ツナの缶がないときは醤油と胡麻油だけでもいけるし、醤油だけでも大好きだ。
手軽にパパっと一分もかからずに出来上がるのが、好きである。