表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日日是好日。  作者: こさじ
64/195

(•ө•){本屋さん)

 よくエッセイで内容が同じ話ばっかりだって愚痴やら擁護やらなんやら見かける。パクりだオマージュだなどとか、どうたらこうたら語られてあるのを見るけれど、ふと、思ってしまったんだ。


 あなたは本屋ヘ行ったことがないのか?


 ――と。


 なろうだけの話じゃない。そもそも今に始まったことでもない。そりゃパクりはいけないと思うが、料理本一つ手にとっても何通りの生姜焼きの作り方があるだろうか。どうせ醤油とみりんと酒と生姜が殆どの料理本に出てくる。味は結局生姜醤油だろうよ。

 同じジャンル、同じような設定、一体どれだけあることだろうか、タイトルすらほぼ同じこともある。出版もとも同じ、別の人が作っただけの生姜焼き。文句は言ってるが好きだよ、生姜焼き。

 それだけ多くの生姜焼き…いや料理本があって、手に取る基準は客次第。家に帰って作ってみて、食べたら何となくいつもより美味い感じ。そして今度は美味そうな照り焼きチキンの載った本を買いに行くのだ。

 そう思うと、なろうの異世界転生がなんだ移転がなんだ、ハーレム奴隷チート内政悪役令嬢婚約破棄、また繰り返されるなろう内小説の書き方ノウハウ、批判、クラスタ、その他諸々――

 本屋の一角にずらりと並んだ似たりよったりな内容のそれとかわらんではないのだろうか。どうせ客次第に違いないのだ。名前を見たことある作家、芸能人、料理研究家などなど。しかし文句はつけたことはない。口に合わなかったら別の人間が作った生姜焼きでも食うだろう。


 ここは『なろう』もしくは『よもう』もしくは『ムーン』『ノクターン』『ミッドナイト』の本屋でしかないと思う。無料で気軽に並べられる本屋。お店の売上ランキングに載った小説たちが、ジャンルエッセイという本棚の一画で、本屋の愛と愚痴をタイトルにたまに同じく並んだ本たちヘ牙を剥いている。

 はて、そんな本たちはその本屋をどうしたくて叫んでいるんだろう? それともカバーの裏にでも「切磋琢磨しようぜお互い!」と書いてあるんだろうか?


 なんて、オチも何もない、ただふと思った話でありました。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ