13/195
眩い馬鹿
コンセント繋がりで思い出したんですが、好奇心旺盛も時にいかんことがあるという。
あれは…まだ小学生の頃、テーブルの上に兄が片付け忘れた豆電球があったのです。…うん、ここでお気付きになった方もおりましょう。ええ、馬鹿ですから今は最後まで見守っておいて下さい。
さて、その馬鹿…いえいえ私こさじはふと思ったのであります。
豆電球の導線をコンセントに差したら、どうなるんだろうか?
いや~ 馬鹿ですね。本当に馬鹿でした。そんな好奇心など抑えりゃいいのに、負けてしまったのですから。「もしかしたら、電池に繋ぐよりも、眩いくらいに光輝くんじゃないのかっ!?」
右手に赤導線、左手に緑導線。見事に別れた上段には赤を、下段には緑を、ゆっくりゆっくり挿入っ――
バッ!
豆電球は一瞬にして黒くなりました。
※ 良い子も悪い子も危険なので真似をしないでね?※
て、話です。