37 -月の都を防衛せよ- あとがき
第三十七話 月の都を防衛せよ 終わりました。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
今回は月の都へやってきた銀楼と、イーバ装甲兵を邀撃するために戦いました。
月の宝具に関心を示す風魔や、攻撃を凌いだ銀楼を見るレイの反応とか気になるところですね。
ルーンの持つ星影ルーンブレイドと、セレーネの星弓サザンクロス、銀楼の持つ白蛇の銀鎖。そして元々リュートの使用していた円月輪鏡。更に月光嗔の使用していた月詠七星剣と、次々に月の宝具の力が解放されました。
侵入してくる銀楼とイーバ装甲兵を迎え撃って侵入を阻止しながら、それを掻い潜る銀楼。全体的に疾走感があって良かったのではないかなと思います。
ついにぶつかりあった月花と銀楼。それを見守る蒼輝と奈樹、そしてアルテミス。一体どうなるのか、楽しみです。
キャラクター&用語 紹介のコーナー
・月影ルーン・ブレイド
ルーン・ティヴァーツの所持している月の宝具。普段は柄だけであり、解放することで咎力で発生するビームソードとなる。
解放から使用可能までに少々時間が掛かる代わりに威力は絶大で、イーバ装甲兵を一撃で真っ二つにした。咎力の与える量でリーチが変わる。その分、扱いも難しくなる。
・星弓サザンクロス
セレーネ・アーリヴの所持している月の宝具。普段は腕輪になっており、解放することで弓の形状へと変化する。
放たれると光の矢となり、瞬く間に周辺は真昼のように照らされる。光の疾さで駆け抜けた後に、矢が直接当たらずとも周囲の生物を凍てつかせる力を持つ。
射程距離が凄まじく、溜めて放つことで矢は5キロメートルほど先にまで到達することができる。
・円月輪鏡 & 円月輪劔
リュート・セレネイドの所持していた月の宝具。円鏡の鏡の盾と、その鏡の中に劔が収納されている。
鏡の表面は物理攻撃を防ぐだけでなく、咎力を反射させる効力がある。劔は特殊な形をしており、斬ること以上に相手の武器を落とさせるなど、封殺や抑止することが主な武器である。リュートはその形を巧みに利用し、相手を無力化させる戦法を得意していた。
月花は月の四使徒であったリュートと妹のリュラの意志を汲み取って円月輪鏡 & 円月輪劔を使用した。しかし、あまりに特殊な武器であるため、まだ銀楼と渡り合えるほどの実戦レベルには至っていなかった。