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蒼咎のシックザール  作者: ZERO-HAZY
第四章 銀の鎖と空の鏡
153/176

35 -女神と咎人- あとがき

 第三十五話 女神(めがみ)咎人(とがびと) 終わりました。


 ここまで読んでいただきありがとうございました。


  

 月の女神 アルテミスから知らされた真実……ディアナの正体が判明(はんめい)しました。


 その正体は、かつて月の女神 ダイアナ。


 ディアナの正体と関係性を初登場時から、ずっとこの話になるまで隠し通してきた感じですね。


 蒼輝(そうき)奈樹(なじゅ)の二人がディアナについて思い返したシーンでは語られていませんが、15話目で蒼輝とサツキと買い出しに出たディアナとブラックは、月花(げっか)とすれ違っているんですね。

 そこでディアナは、月花に(たい)しての何かしらの反応を(しめ)していました。それは前世(ぜんせ)の記憶が無くとも直感的なものを感じていたからということですね。

 

 月花が『黒猫(くろねこ)』と呼ばれ、ブラックの姿は『黒豹(くろひょう)』。さり気なく親子という接点を感じさせられたのではないかなと思います。



 この話で正体を明かす時まで、ディアナは多くの行動を取ってきましたが……ようやく明かせたことに(うれ)しさを感じています。

 今までこの作品で()み上げてきた、キャラクターの真相の一つであり、長かった伏線(ふくせん)を回収した瞬間です。 


 紫闇(しおん)(みお)もディアナの前世である、ダイアナの四使徒(しと)であったことが判明。今後の二人の動向が気になるところですね。



 そして、とうとう出てきたワード『蒼咎(あお)運命(うんめい)』。


 この作品の題名である『蒼咎のシックザール』。シックザールはドイツ語で『運命』という意味で、この言葉から。

 今後、この蒼咎の運命というものが、一体どういうものか……いずれ判明します。



キャラクター&用語 紹介のコーナー

 

 ・瞋恚(しんい)月光(げっこう)


 衣服を変形させることで武器となる月の宝具の一つ。ドレスアップすることで状況に応じた服装に変化し、様々な武器を扱うことができる。


 瞋恚(しんい)とは(いか)りという意味。ムーンライト(げっこう)の名を持つダイアナに相応しい名の宝具。ダイアナは笑顔と元気を象徴するかのような女神だったが、彼女でも何かを守るために戦い、(おこ)ることがある。

 

 ドレスアップにより衣装を変える。それは(から)(かぶ)ることで、怒りに(とら)われえず、自身の本心を隠すことができる。大好きな衣装を身に纏うことで、ダイアナの心は憎しみ、怒りに染まることはない。


 その心はディアナとなっても変わらず、この意志(いし)月光嗔(げっこうしん)の名に受け継がれている。

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