31 -金色の瞳をした死神- あとがき
第三十一話 金色の瞳をした死神 終わりました。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
今回は新キャラクターに、プロローグで光芒結社のNo.2の女性 ミネルヴァ・ストリクス。
そして三十一話目で黒髪に金色の瞳を持つ女性、澪が登場。
手に触れたモノに何かしらの影響を与えてしまう『死神』と呼ばれる力の持ち主。
ようやくこのキャラを登場させることが出来たかぁ……などと少し感慨深い気持ちになっています。
この能力がどういったもので、ディアナとの関係性や正体がどういったものか……それが今回、この澪というキャラクターに残したかった謎といった感じですね。
プロローグにも謎な会話や演出が多く、どう回収されていくのか……。
そして二階の窓から奈樹を見ていた颯紗と、ノスタルジアに降り立った何者か……。章の開幕ということで、今の内にやれることはやっておいたかなという感じです。
今回の挿絵は海水浴シーンを描いてみました。当初は描く予定が無かったのですが、欲望の赴くままに描いていました。
第二章から長らく颯紗を描いてないし、いいかなと……。変態を見るかのような視線の芙蓉と、後ろには刹那とディアナが浮輪で浮いてたり、レイとブラックがコッソリ映っていたり。
そして背景化状態になっているメインヒロイン。デフォルメ状態の奈樹が可愛いと思いました(笑)
キャラクター&用語 紹介のコーナー
・ミネルヴァ・ストリクス
光芒結社No.2の女性であり、レイも認める気品と実力を持ち合わせている。
レイが定期的に光芒結社に戻っているのはミネルヴァの言った『あの力』に関することと、レイの追う人物の情報を収集するためである。
完全無欠と自負するが故に、多少の無茶を厭わないレイのことを心配している。
第二章のエピローグで、レイが蒼輝達と好みの女性の話をした際に上手く誤魔化していたのは、ミネルヴァに気があったから……なのかは不明であるが、レイもミネルヴァもお互いを結社の同僚として信頼し合っているのは確かである。
『ミネルヴァ』とはローマ神話の女神。その関連にはフクロウが有名です。『ストリクス』はフクロウのことです。