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蒼咎のシックザール  作者: ZERO-HAZY
第三章 冥幽との邂逅
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30-B -禁断の血-

 陽子とハルベルトによって窮地(きゅうち)に立たされながらも、身動きの取れない蒼輝(そうき)達。

 一方その頃……咎霧領域(フォッグ・アリーナ)の外では……。


バサラ「ヘッ……ざまぁみろ」


マリア「悪魔と比べれば……これしきの相手なら」


 結界の外。バサラの剣技で鉱石戦士(ハード・ソルジャー)がボロボロと(くず)れて倒れる。



レイ「ふぅ…こんなものかな。あのアシュとかいう悪魔のほうがよっぽど強かったよ」


別の地点。レイは武器すら出さずに倒しきっていた。



風魔「エビルの出したアース・ゴーレム以下の性能だったかな。これくらいなら皆……」


 風魔もアッサリと倒していた。待っていれば解除されるだろうと思い、その場で待機した。



刹那「くぅっん!」


 鉱物兵士(ハード・ソルジャー)のパンチを両腕を交差(こうさ)させて防御するが、その腕力の前に吹き飛ぶ! 腕の(しび)れから(にぎ)っていた短刀・クシャナが手元から落ちる。5~6メートルほど飛んでうつ()せに倒れる。


刹那「ハァ…ハァ…」


 鉱物兵士(ハード・ソルジャー)の耐久力に、何度も攻撃を仕掛けた分スタミナが(けず)られている。力を振り(しぼ)って、()つん()いになる。


刹那「……刹那じゃ…勝てない…」


 刹那は頭を踏み付けられる! 即頭部(そくとうぶ)に徐々に体重が乗ってくる。


刹那「ア…あああああぁぁ!」


 目を強く閉じて痛みに()えながら(あば)れて抵抗するが、鉱物兵士(ハード・ソルジャー)の足はまるでビクともしない。ミシミシと頭蓋骨(ずがいこつ)が鳴る音が聞こえる。それが本当の音なのか錯覚(さっかく)なのかは理解する余裕など無かった。目尻(めじり)から涙が出てきて、体中に力を入れて脱出を(こころ)みる。


刹那「う……あああああああぁぁ!」


 このままじゃ(つぶ)される。その危機感(ききかん)に恐怖する刹那は、必死に抵抗した。そして……



刹那「……!」



 頭の重圧(じゅうあつ)が無くなった。目を開いたが、涙で(にじ)んでハッキリと前が見えなかった。しかし……なにがあったのかは理解できていた。



 前に立つ、黒い影が見えたからだった。



月花「刹那ちゃん……大丈夫かい?」


 刹那を踏みつけていた鉱物兵士(ハード・ソルジャー)を、月花が蹴り飛ばしたて足を退けさせたのだった。 月花は刹那を抱きかかえ、鉱物兵士(ハード・ソルジャー)から距離を取る。そして刹那を下ろした。


刹那「月花様……ありがとお……」


月花「……ごめんね刹那ちゃん。俺じゃ……守ってあげられるかわからないけど……」


刹那「一緒に(たたか)お…! 仲間だから……一人じゃ勝てなくても月花様と一緒なら…」


月花「……!」


 アスモデス四死公(ししこう)のキマイレスに(やぶ)れてから悩み続けていた月花。刹那の言葉に気付かされた。一人で勝てないなら、今の自分が実力不足だと言うのであれば、仲間と力を合わせて戦えばいい。


月花「なんで……こんな簡単なことに気付かなかったんだろうな……」


 マッドがノスタルジアへ侵攻(しんこう)へ来た時、紫闇(しおん)を救うために冥幽界(めいゆうかい)へ乗り込んだ時、氷雨(ひさめ)が自分を探しに氷牙(ひょうがたち)達と一緒に島へ(いとず)れた時……そして今、またしてもイーバとの戦闘で立ち向かっている。


 そう、一人じゃない。ずっと無意識(むいしき)だったが、かつて黒猫(くろねこ)と呼ばれ一人いた頃の感覚から抜け出せていなかった。


 自分は四死公のキマイレスに勝てなかった。けど、結果的には紫闇を救うことは出来た。それは、仲間がいたからだった。そして、その仲間も皆で力を合わせたから勝ち抜くことができた。そんな単純(たんじゅん)なことに気付かなかった。

 今、自分が助けに入らなければ刹那はどうなっていたのだろうか? 自分が刹那を救った。そして……自分も刹那も、一人で勝てない相手であれば手を取り合って戦えばいい。

 


 それが――仲間だ。



 月花と刹那は並んで立った。刹那は、何処か(なつ)かしい感覚を味わっていた。以前まで、弱い自分の(となり)にパートナーとして立っていたE兵器(クリミナル)が居たことを思い出していた。

 自分は一人じゃ戦えない。今の戦いで、それを思い知らされた。けど……今は月花が立っている。それだけで、心が休まる安心感が生まれていた。


月花「行くよ! 刹那ちゃん!」


刹那「はい! 月花様!」



 ――咎霧領域(フォッグ・アリーナ)内部


奈樹「貴方のような存在を排他(はいた)するとは…どういう意味ですか?」


陽子「言葉の通りよ」


 陽子の(きつね)の尻尾がふわりと揺れる。それは取って付けたような物ではない、本物の(けもの)の尻尾。間違いなく陽子の身体から()えているものと認識(にんしき)できる。


 ハルベルトが蒼輝の背から立ち上がり、前転した後、再び高く飛び上がる! 一回転して急降下する!


ハルベルト「アーマーボディ・隕石直下(メテオ・ドロップ)!」


勾玉「うぐ……! がっ……!」


 ハルベルトの巨体が勾玉の背にのしかかる!


マテリア「勾玉さんっ!」


 勾玉の背に座ったまま、ハルベルトが話を始めた。


ハルベルト「俺は生まれた時は身体に障害(しょうがい)を持っていたんだな。細くてガリガリで、まるで皮と骨だけのような幼少期(ようしょうき)。そのせいで母親からも(うと)まれ、多くの人間に軽蔑(けいべつ)劣等(れっとう)不平等(ふびょうどう)、あらゆる差別(さべつ)を受けてきたんだな」


 陽子はそういった過去を知っていた。母親にさえ捨てられたも同然のこの男は、愛情(あいじょう)を、母性(ぼせい)を、女性を(ほっ)しているのだ。だから同じ幹部であり、唯一の女性である自分へと寄ってきているのだと。

 ハルベルトにとって、それが意識的か無意識的かは判らないが、その過去が影響しているのは間違いなかった。


陽子「他人を(ないがし)ろにする行為が人間の本質。それが人間を形成している成分」


 陽子はハルベルトのことを良く思っていない。それは真実であり、どちらかと言わずとも(きら)っている。しかし、人間のように多人数で(おとし)めるような差別は絶対にしない。


ハルベルト「全てに捨てられた俺を拾ったのはイーバ。この身体を改造したことで障害のある身体を捨てて、幹部になるまで強くなれたんだな」


 太めの大きな身体。その体格に満足している様子で言った。次に陽子が語り始めた。


陽子「私の生まれた村には、妖狐伝説(ようこでんせつ)と呼ばれる言い伝えがあった」


蒼輝「妖狐……」


 陽子の姿を見て、その伝説に関係していると気付いた。


陽子「村には古くから極稀(ごくまれ)に一部の女の子供には(きつね)()くことがあるという伝説があった。家族に愛されて育った私に……ある日突然、狐の耳、尾、(ひげ)が生えた」


奈樹「それが……その姿……」


陽子「優しかった親も、村の人も豹変(ひょうへん)した。しきたりに(したが)って処刑(しょけい)するために私に(おそ)いかかってきた。昨日まで家族だった人が、昨日まで優しかった人達が、昨日まで肉親のように(した)ってくれた人達が、殺意を持って私に向かってきた。運命は、ほんの少し見た目が違うという理由だけで……私の穏便(おんびん)だった幸せを(うば)った」


 陽子の声には、憎しみと怒りが(こも)っているように聞こえた。遠き記憶を振り返り、悲しい瞳をしていた。


マテリア「……」


 陽子の身に起きた出来事を想像するだけで、マテリアは何も言葉に出来なかった。


陽子「それでも私は何とか()()びることが出来た……けど、狐のような姿をした私に、世界の何処(どこ)にも生きる(すべ)はなかった。それでも……イーバだけは私を拾ってくれた」


ハルベルト「E兵器(クリミナル)となる改造を受けることで、全てが平等となる姿となるんだな。ただし、愚かな人間達はイーバとE兵器(クリミナル)の言いなりとなるんだな」


陽子「私は改造された結果、開錠(かいじょう)を行わない限り(きつね)()かれた姿にならなくて済むようになった。本当の姿を隠して生きることが出来るようになった。家族と故郷(こきょう)(うしな)ったけど、自分の望む穏便な生活を取り戻すことができた。それは、イーバが無くては実現しなかった」


ハルベルト「俺はイーバに感謝しているんだな」


陽子「イーバに忠誠(ちゅうせい)(ちか)った……。そして……人間達を(のろ)った」


ハルベルト「イーバは、そんな(おろ)かな人間達に粛正(しゅくせい)(くだ)すんだな」


 陽子とハルベルトからは怨念(おんねん)のようなものすら感じられた。話を聞いていたアリスの表情も、少し曇っているように見えた。それは陽子とハルベルトのことを他人事だと思っていないような様子であった。


蒼輝「(みと)められっかよ……」


 プルプルと身体を震わせながら、蒼輝は言った。


蒼輝「呪うとか粛正だとか……そんなの認められっか! 俺達は……ノスタルジアに住む者はそんなことはしない!」


 感情的になり声を(あら)げた。心からの言葉をイーバ幹部達へぶつけた。


蒼輝「誰もが()(へだ)てなく共存する……それがノスタルジアだ! カノンの目指した理想郷(りそうきょう)だ! 俺は実現させるんだ……カノンの意志(いし)()いで誰もが笑顔で住める島を!」


陽子「こんなちっぽけな島……その島のただ一人に何ができるというの?」


蒼輝「イーバはE兵器(クリミナル)を使って世界に影響を与えようとしてんだろ…?」


陽子「そうよ。イーバの力なら、近い未来に世界を征服することができる」


蒼輝「だったらその力を……なんで世界を笑顔にするように使わないんだよ!」


陽子「言ったでしょう? 人を(おとしい)れることが本質だと。それを身を持って知らせてあげるのよ。それがイーバなのよ」


蒼輝「だったら……俺がイーバを……陽子の考えを変えてやる!」


陽子「笑わせないで……。貴方にそんな力は無い」


蒼輝「いいや……人の心には陰と陽……光と影がある。俺は陰に染まっている陽子を笑顔にしてみせる……!」


 カノンとの約束。自分が笑顔でいるだけじゃない。他の者も笑顔に変える。イーバの幹部でも陽子だけは話が分かると、きっと分かり合えると信じていた。


陽子「私を……笑顔に……」


 蒼輝の言葉に、無意識に言葉を(はっ)していた陽子。


マテリア「私達は……この島は、皆が平等で過ごしているです!」


勾玉「そうだ……! ノスタルジアは粛清など考えん……そしてイーバの選民思想(せんみんしそう)など受け入れん……!」


陽子「……」


ハルベルト「少し黙っておくんだな」


 ハルベルトは腰を上げ、もう一度下ろして勾玉の背中を再び踏みつけた!


勾玉「ぐあぁ…! ぐっ……」


 重みに耐える勾玉。ハルベルトはその反応を見た後、ゆっくりと立ち上がった。


マテリア「イーバは……粛清を下すと言ったです……。だから……私の故郷を奪ったですか!?」


 ハルベルトは、先程までと様子が違うマテリアを見た。


マテリア「思い出したです……忘れようと思っていたです。故郷に沢山の研究員がやってきて、今みたいにうつ()せに寝かされて拘束(こうそく)されていたです……」


奈樹「マテリア……」


マテリア「村の人達は……貴方の同じ動きで押し潰され…殺されたです…!」


 ハルベルトはマテリアをじっと見ている。マテリアもハルベルトを見ていた。


マテリア「ただ……貴方じゃない……。こんな人じゃなかったです」


ハルベルト「いいや、それは俺なんだな。まだ幹部になっていないE兵器(クリミナル)だった頃に一度だけ村へ行ったことがあるんだな」


マテリア「……! けど……あの時の男は……!」


ハルベルト「俺はより良い、強い肉体を求めて様々な身体を移し替えて生きているんだな。だからその時のは俺なんだな」


 マテリアの瞳から、徐々に光が消えてゆく。そして、宿る感情は憎悪。マテリアは、生まれて初めて人を心の底から(にく)んだ。ノスタルジアに降り立った時、記憶操作(メモリー・リプレイス)によって奈樹を憎むように仕組まれたことがあった。しかし、あの時の感情とは雲泥(うんでい)の差。

 本気で憎いと思うことが、ここまで(つら)い感情だとは思っていなかった。だが……一族の(かたき)を見つけたことへの、(わず)かな(よろこ)びを覚えてしまった。


マテリア「私の故郷の皆は……どうして殺されなければいけなかったですか……どうして……」


ハルベルト「イーバはより良い世界にするために、(よわ)き者を生み出さず、平凡(へいぼん)は強き者へと強化する。そして皆を平等へ(みちび)くんだな。そんな世界に、特別な力を持った種族が多数居てはならないんだな」


陽子「イーバは(いま)発展途上(はってんとじょう)……人の歴史と同じよ。人体実験で同じ人間を苦しめた過去があるのと同じ。人間、E兵器(クリミナル)E兵器(スティグマ)犠牲(ぎせい)は仕方ないこと。これも全ては未来のため」


奈樹「私は……そんな言葉は信じない…」


陽子「信じなくてもいい。金雀児(えにしだ) 奈樹(なじゅ)、アナタはただ、イーバの未来のために利用されてくれればいい。より良い世界にするために」


マテリア「認めないです…! そんなの…そんな考え認めないです!」


 ハルベルトは、うつ伏せになっているマテリアの元へ歩いてゆく。


ハルベルト「さぁ、そろそろ次はお前の番だな」


陽子「男達は耐えることができたみたいだけど……次はどうかしらね? 金雀児(えにしだ) 奈樹(なじゅ)


奈樹「マテリア!」


マテリア「奈樹……私は降伏(こうふく)なんてしないです……」


奈樹「……!」


マテリア「私もイーバと戦うと(ちか)ったです。だから……絶対に負けないです……!」


 奈樹は感じた。マテリアを()り立てているモノは勇気ではない。それは復讐心(ふくしゅうしん)だと。あの心優しいマテリアを憎しみに染めてしまうイーバが許せなかった。その感情が(あふ)れ出し、鼓動(こどう)が激しくなり、心の奥底からドス黒いものが湧き上がってきている気がした。

 ハルベルトは前転してから高く跳躍(ちょうやく)した!


奈樹「やめてーーーーっ!」


ハルベルト「アーマーボディ・隕石直下(メテオ・ドロップ)!」


 奈樹は、マテリアは耐えることができない。死んでしまうと感じた。自分が今、何か出来ないかと必死に考えた。


 ハルベルトが一回転してから落下する! そして、マテリアを押し潰した……!



マテリア「…………!」



陽子「…これは……!」


 マテリアの上にハルベルトは乗りかかっていた。しかし……。


ハルベルト「こんな芸当ができるとは、知らなかったんだな」


マテリア「奈樹……!」


 地に伏せたままの奈樹の髪が()び、マテリアを守るように包み込んだ。髪には弾力があり、トランポリンのようになってハルベルトが落下した(いきお)いを殺した。


 冥幽界(めいゆうかい)でアスモデス四死公(ししこう)のグレモリーから教わった咎力(きゅうりょく)の使い方の一つだった。咎力を髪へと重点的に集めることで、髪の操作と伸縮(しんしゅく)硬化(こうか)することを成功させた。

 複雑(ふくざつ)な操作を要求する技術。それを今、この土壇場(どたんば)で成功させた。


陽子「へぇ……面白いわね。データには無かった技術だわ」


アリス「……」


 興味深そうに微笑みながらアリスが見ていた。


陽子「それじゃ……これはどうかしら」


 陽子の尻尾が動き、先端(せんたん)がマテリアへ向く。その先に高熱(こうねつ)宿(やど)した咎力が集まる。


奈樹「……!」


陽子「降伏しない、貴方のせいなのよ?」


蒼輝「やめろ……!」


陽子「妖尾熱線(ようびねっせん)


 尻尾から放たれた赤いビームが、伏せているマテリアの胴体を貫通した!


マテリア「……! ゴホッ……!」


勾玉「マテ……リアッ!」


 マテリアは吐血(とけつ)した。その様子を見ていた奈樹。まるで、世界がスローモーションのように見えた。マテリアは地に顔を伏せた。そして……。


マテリア「ぁ……ぁ……」


 脱力した状態で、痙攣(けいれん)を起こしている。奈樹の考えは変わった。陽子が敵だと識別(しきべつ)した。陽子は狙った。マテリアの命を奪おうと、人の致命傷(ちめいしょう)となる位置を狙ったのだ。


奈樹「……」


 奈樹は……見開いた目を閉じることができないまま、顔を伏せた。



 そして――――……



陽子「……! これは……!?」


ハルベルト「なんなんだな……!?」


アリス「……!」


 奈樹を中心に激しい爆音(ばくおん)がし、強大な咎力が周辺を包み込んだ。その強い力が、陽子の重力空間(グラビティ・スペース)を打ち消した!


蒼輝「な……奈樹!?」


陽子「……!」


 先程の衝撃(しょうげき)で奈樹の首に付けているリボンが外れ、ゆらゆらと揺れながらフワリと蒼輝の前に落ちた。

 

アリス「避けてっ! 陽子さん!」


 次の瞬間、陽子の腹部……みぞおちへと奈樹の頭からの突進が炸裂(さくれつ)していた! その凄まじい(おきお)いで、20メートルほど先の咎霧領域(フォッグ・アリーナ)の壁へと激突する二人!


陽子「…ぐ…これは……!」


 突進が見えなかった。反応できなかった。陽子の腹部に頭を埋め込んだままの奈樹。その蒼い髪が、徐々に紫色に染まっていった……!

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