27 -暗躍の交錯- あとがき
第二十七話 暗躍の交錯 終わりました。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
アスモデスとの戦いが終わりました。アスモデスは本来の力の半分の状態で蒼輝、奈樹、勾玉、風魔の四人を相手に引けを取らないどころか反撃に応じ、やられても倒れないしぶとさは流石魔王となろうとしていただけのことはあります。
そして風魔とキマイレス、それぞれの思惑と動向が判明しましたね。
四死公のキマイレスにいいとこ取りさせるのは最初から予定通りです。アスモデスの強さを見せるためにも、蒼輝達だけでは勝つことが出来なかった、という状態にしておきたかったんですね。
章のと話数の関係で、結構急ぎ足で進んだ感じがしましたが個人的に長すぎるのもなと思う面もあったので、これくらいでいいんじゃないかなと思っています。
最後の風魔は何を意味するのか…それはまた、いずれ判明すると思います。
キャラクター&用語 紹介のコーナー
・アスモデス四死公 グレモリー・クーア・リベラシオン
冥幽界の村で結成した警備兵団のリーダーを務めていた悪魔。
肉弾戦が苦手で体力はあまり無いものの、必要最低限の力で相手の攻撃を弾き、髪を自在に伸縮、硬化、軟化と操作できるなど、器用で繊細な咎力の扱いに長ける。
悪魔では珍しい傷を癒す法術の使い手でもある。戦闘能力のみなら第九悪魔と同等レベルであるが、その咎力の精度だけで第六悪魔にまで階級と評価を上げている。
・アスモデス四死公 キマイレス・ルマット・ランページ
第五悪魔であり、自身でカスタムした咎力弾を発射する散弾銃を武器にする。
手練の流浪の悪魔として過ごしていたが、その知る者ぞ知るといった高い評判からアスモデス四死公へ勧誘された。
しかしそれは仮の姿で、本来は別国に所属する悪魔であり、本業は悪魔狩りのアサシン。
本心を読ませない風魔とどこか似ている部分があったためか、すぐにお互いに裏があることを見抜いて協力を開始した。
結果的に紫闇の奪還と、アスモデスを倒すための鍵であったと言える存在だった。