24 -サンサーラの器- あとがき
第二十四話 サンサーラの器 終わりました。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
今回は四人目の花の名前を持つ巫女、蓮華が登場。アタイ口調で、本来なら巫女服を着る性格ではないのですが、芙蓉、桔梗、桜羅に無理矢理着替えさせられました。
ちなみに、これは元々蓮華が登場する予定があったと言う裏付けですが……。
芙容が黒色の髪で、水色の瞳。
蓮華が水色の髪で、桃色の瞳。
桜羅が桃色の髪で、紫色の瞳。
桔梗が紫色の髪で、黒色の瞳。
四人で髪色と瞳の色がループするようにしていました。そういったところで、これで花の屋敷の巫女は全て揃ったと思っていただいて結構です。
ちなみに蓮華の花言葉は『あなたと一緒なら苦痛がやわらぐ』だそうです。
サンサーラの器を利用する際に、芙蓉に掛かる負担を減らす役割。ピッタリの意味合いの名前ですね。
しかし、本当にムトは役得ですね……奈樹に続いて、芙蓉、桔梗、桜羅に蓮華まで検査済みとは……羨ましい。
前回の戦闘メインと違い、今回は語りがメインでしたね。ちょっと難しかったかなと思えますので、用語紹介で解説しておきます。
キャラクター&用語 紹介のコーナー
・サンサーラの器
サンサーラとは、サンスクリット語で輪廻転生という意味。特殊な力やを持たない者を、『サンサーラの器』と呼ぶ。
全ての力を一時的に受け入れることができる、ある種の能力の持ち主。これに当てはまるのは桔梗と桜羅だった。
大きな力を持つ芙蓉一人の力を、器の二人が受け入れることで、三人分の大きな力を保つことが可能となる。
しかし三人ではパワーを与える役割である芙蓉の負担が大きくなる為、不完全と判断されていた。しかし、同じく邪術を宿す蓮華の存在で確実なものとなった。