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第六話

すいません、今回はかなり短くなってしまいました。


投稿が遅れているために軽い繋ぎぐらいでしかないと思いますが……


しばらく、不定期更新が続くおそれがありますので…ご迷惑をお掛けしますが…ご理解お願いいたします。m(_ _)m

ようやく、移行作業が終わったため、いざゲーム内に戻ってみると…早速林檎がいつも通りの空気を作っていた。


「おーい、いま戻ったぞ?」


俺がログインし直して2人の場所に戻るとセイントが慌てているのを見るに…どうやら見た感じ…セイントが対応に困ってる様子だから…リンリンが変な言葉を口走ってしまったのだろう…


「おーい?セイント…?どうしたんだ、そんなに慌てて」


俺が戻ったぞと言っても返事がないため、セイントの近くに行って声をかけるとやっと気が付いたようで…


「あー…シグか、すまん…違うんだ、これは……なんかリンリンちゃんが緊張してるようだったから、仲良くしようねって話しかけようとしたら、逆効果みたいになって…いまに至ってるんだが…シグ、どうしたらいいんだ?」


「…あぁ…気にするな、セイント、いつものことだ…リンリンは緊張しすぎるとあがり症に近い症状が出るんだ…まぁ俺が近くに居ると大丈夫なんだけど…な…まぁよく分からん体質なのは確かだから、そこは気をつけてくれ」


「もう…大丈夫だぞ〜……よしよしっ…」


俺はセイントに説明すると、混乱状態になっているリンリンに声をかけて優しく抱き締めると…しばらくまだ極度の緊張からか…ビクビクしていたが…俺だとわかると、途端に大人しくなった…そして、しばらくすると…


「……?…ほぇっ!?お、おおお兄ちゃん!?な、何してるの?こんなの人前だと恥ずかしいよ……」


と顔を真っ赤にして縮こまった。


「ん?やっと戻ってきたか…セイントがびっくりしてたぞ?まぁ戻ったなら良いけどな…」


リンリンが戻った事を確認して、リンリンを離すと…リンリンは少し名残惜しそうにチラッとこっちを見てきたが…やっぱり恥ずかしかったのか…少し距離を置いて様子を伺いだした…


「あー…悪いなセイント、ちょっと変な空気になっちまったな…まぁ気にするなと言っても無理な話だが…リンリンは少しあがり症なだけなんだ…まぁ仲良くしてやってくれよ?……それと…(もしリンリンが……妹が嫌がることをしたら…絶対殺すからな…)」


あまりにもセイントが気まずそうな雰囲気だったので詳しい理由をセイントに伝えてあげた。


因みに()の中は小声で伝えてあげた!俺って親切だな。


「あ、ああ…大丈夫だ…頼む、信じろ!!」


俺が本気で言ったと気付いているのか…セイントは本気で怯えた顔をして、何回も「信じてくれ!」と言ってきた。


「さてと、これで金の問題は解決したな」


そろそろ本題に戻らないとな。


「そ、そうだな、それなら早速、武具屋に入るか」


セイントを先頭に俺とリンリンが後に続いて武具屋の中に入るとそこにはかなりの武器と装備品が並んでいた。


「うーん、見るからにもはやドラ◯エとしか思えないな」


俺が率直に感想を呟くとセイントが苦笑しながら…


「俺も最初に来た時にそう思った」


と俺の呟きを聞いて最初の気持ちが同じ気持ちだったことを教えてくれた。


「うわー…お兄ちゃん見て見て…これ可愛いでしょ?」


一方リンリンは装備品売り場で可愛い装備をどうやら探しているみたいだ…戦闘で着る戦闘服ではなくギルドホームや基本的に町の中で着る服の中のワンピース等を持ってきて俺に可愛いでしょ?と聞いてきた。


正直めっちゃ可愛いと思った…いかんいかん、これじゃあなんか俺がシスコンみたいじゃないか…


「うん、普通に可愛いと思うよ、けど金も無限じゃないんだから…今日は最低限の装備ぐらいしか買えないぞ?」


俺がリンリンにそう促すと…


「うん、分かった…じゃあまた今度にする」


リンリンは素直に引き下がってくれた…本当は買ってやりたいんだけどなぁ…まぁ仕方がない…


「おいおい、遊びに来たわけじゃないぞ?」


セイントがいい加減に飽きれているようだ…


「あぁ…悪い悪い、それで?セイントのおすすめは何かないのか?最初の装備で良さそうなやつとか…」


セイントはもうフィールドに出て戦闘経験ももうあるはずだから…セイントに意見を聞こうと最初から決めていたために、セイントにおすすめを聞くと…


「そうだな…まだプレイスタイルを構築していく過程だしな…ここは無難に強化ベースにもなるし、1番安くてしかも2つ先の町ぐらいまでなら現役で使えるベース装備買っとけよそれがいまは1番おすすめだな…」


セイントが言うベース装備はどうやら防具を最初から作る場合はベースになる装備のようだ…しかし、俺は鍛冶スキルを取っていないために強化は鍛冶スキルを持っているプレイヤーかNPCに頼まなければならないらしいが…最初のうちはそこそこの防御力があるためにかなり重宝されているらしく…買っていて損はないらしいから、俺とリンリンはセイントの言う通りベース装備を一緒に買った。


「うーん……」


そして俺とリンリンはベース装備を装備したのだが…


リンリンがなんだか唸っているみたいで…


「どうした?何かあったか?」


俺がそうリンリンに聞いてみると、


「なんか…見た目がダサい気がする…」


どうやらリンリンのイメージではもっとかっこいい感じの装備を頭で思い描いていたらしく、あまり嬉しくなさそうだ。


まぁそれもそのはず…実際ベース装備はもう見た目がただの鉄の塊みたいにしか見えないし、正直動きにくい感じがめちゃくちゃする。


「しょうがないだろ…初期装備よりはちょこっと使えるぐらいのその場しのぎなんだから…その防具…」


セイントにしょうがないだろ…まだ使える装備なんだから、我慢しろ…それが嫌なら、自分で作るか鍛冶スキルを取ってるプレイヤーを探してプレイヤーメイドの装備を作ってもらえ!と少し厳しめに言われたため、我慢することにした。


「よし、それじゃあ…装備も無事整えたし、早速レベル上げとVRMMOの世界に慣れてもらうためにエリアに出るからな。」


ついに、俺とリンリンのVRMMO初のVRMMOのエリアに出るために…内心俺はわくわくが止まらなかった…



-----始まりの町付近のエリア-----


「さて、早速エリアに出たんだが…まずVRMMOの基本的なルールとして…モンスターと戦闘したり…して、死んでしまうと…デスペナ(デスペナルティ)ってのが発生するんだ…まぁ簡単に言うと死んだから持っているアイテムを約半分ぐらい落としてしまったと考えれば良い。」


なるほど…つまりは、死んだ後に帰還する際に持っていたアイテムや所持品を落としてしまうということか……


「まぁ、簡単に言えば死に戻りさえしなければ良いだけの話なんだけな…」


セイントが「納得できたか?」と俺たちに聞いてきたため…


「あぁ…大体の感じは理解できたよ…リンリンもわかったよな?」


「うん、お兄ちゃん、何となくだけど、理解できたよ…セイントさんありがとうございます」


よし、リンリンもちゃんと理解できたみたいだし、大丈夫そうだな…


「ところで…セイントはVRMMOを始めて実際のところどれぐらいになるんだ?」


俺が少し疑問になっていたことをセイントに確認してみると…


「ん?……そうだな、もう覚えてないが…大体なら今年で2~3年目ぐらいかな?まぁ俺も最初はVRFPSを重点的にやってたし、その暇つぶしのためにVRMMOを始めたにすぎないからなあ…まぁそんなところだ……」


「暇つぶしだったとはいえ…流石にもうかなりの上級者なんだな…セイントは…」


俺が驚きと呆れを込めて言うと…


「なんだよ…?」


とセイントが聞き返してきたので…


「いや、やっぱりセイントには勝てそうにないなぁ…VRMMOでも、VRFPSのどちらでも…」


おそらく…セイントは俺がVRFPSをやらなくなった後も、VRゲームをプレイしていたんだろうな…

次回の更新は不定期更新となる予定です。


誤字脱字、感想、改善点、応援よろしくお願いします。

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