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訪れた理由

「っていうか、名前より…まず何で来たのか、理由を教えて貰わないと。」


「?…何で来たのか…ですか……うーん。」


少年は腕組みをして、眉間にしわを寄せて、考えている。


「タイムマシン?」


……………………


「…?どうしたんですか?何か、間違いでも?」


間違いだらけだ。どうやらまだ中学生か高一辺りだろうか。未熟なのが分かる。


「あのねぇ!あの人は理由を聞いてんの!!り・ゆ・う!!しかもタイムマシンなんかで来てないし!」


「まぁまぁ…で?何で来たの?」


「私達は、高校入試の面接中に、タイムスリップしたらしいです。よく分からないですけど。」


舌打ちをして、イライラしながら言う少女。質問の答えにはなってないが。


「僕達も状況が良く分からないんです。実際いま、ちょいパニクッてる感じで。」


喋り方に現代風な雰囲気がでている。いくらパニックに陥っていても、さっきの返答はおかしいと思うが。


成る程、と言い、考え込む男。


「原因はなんだと思う?」


「分かんないわよ。面接官の中に、こいつがこの世界にいるとまずい、みたいな奴がいて──」


「ごめん。もういい。」


ここまで馬鹿な返答をしてくるとは。男は呆れた。長い付き合いだと思うが、こいつがここまで馬鹿だとは。


「あなた達は何なんですか?」


少女が唐突に言う。


「何って……何が?」


男は目を丸くして聞き返す。


「この世界で、この国で…ですかね?どういう存在なんですか?」


何を言い出すのだろう。いや、何を言っているのだろう。訳が分からない。


「さぁて?何なのかしら?」


後ろで、壁に寄りかかっていた女が、気取った感じで言う。


「はぐらかさないで下さい!!」


少女はイライラしている。男には良く分からないが、どうやら相当険悪なムードのようだ。


「取り敢えず…う~…ん。座りましょうよ。ずっと立ちっぱなしで疲れちゃった。」


背伸びして、肩を揉む女。思うような答えが聞けず、まだイライラしている少女。



時代は江戸時代位か…とか言ってますが、その時代の人は出しません。歴史があまり得意ではないので…………すいません。


未来から来た二人の名前はそろそろ出したいと思います。

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