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日常の思ったこと ⑦「祖母の健康法」

作者: 日常飛行士

あれよあれよと言う間に、

1年が過ぎてしまった。

みなさまも健康に変わりなくお過ごしいただけているだろうか。


私はというと、ぴんぴん元気ですが少し体調を崩してしまい、月に数回通院をしている。


健康法について見直ししたいと思った時に、

実の祖母が1番に思い浮かぶ。


私には、一軒家に1人暮らしをしているとっても元気な明るい祖母がいる。

祖父は数年前に亡くなってしまったのだが、

祖母はその後も生活が変わることなく、

料理も買い物も裁縫も洗濯、掃除、すべて自分で行う今もスーパー現役主婦だ。


近年のコロナ禍やインフルエンザ流行の影響などで、

祖母に何か感染症をうつしては大事なので

なかなか会いに行くことが出来なかったのだが、

最近ちょっとずつ会うことが出来るようになって

私も祖母も嬉しくなった。


「おばあちゃん、何日に泊まりに行くよ」と電話をすると、

「おばあちゃんに何にも買って来なくていいからね。買って来ないんだよ。銭使うんじゃないよ。」

祖母は毎回そう言ってくる。

こちらの金銭事情や色々を考慮して、

本当に心優しい祖母なのだ。


新幹線から降りて、

途中に用事でコンビニに寄った。

和菓子コーナーを見て、

祖母が好きそうなどら焼き、大福をいくつか適当に買って行くことにする。


最初に仏壇にあげると無駄遣いと認定されてしまうことがないことを学んでいる。


祖母宅に到着し、

「仏様にだよ」と、どら焼き、大福を仏壇にささっと並べて置く。

「また無駄遣いして。」

祖母は、「あんぱん買ったのねぇ。」とパッケージをみてつぶやいた。

和菓子をまとめてあんぱんと呼ぶようになってきている。


夕食が終わり、

祖母はどら焼きを仏壇からおろしてきて、

包みから出して包丁で半分にする。

お皿に乗せて、

「はい、半分して食べようね。」

私と半分こにして食べる。


おいしいねぇ。と、ニコニコ笑いながら食べている祖母を見て、

一緒に食べるとなんだか心がほっとするのを感じた。


祖母は、元来おおらかな性格で、

人を憎く思ったり、

物事を悪くとらえることがない。


毎日必ず近くの神社にお散歩しながら

お参りに行き、

雨の日も台風の日も、

孫の幸福や自身の健康祈願など、

1日も欠かすことなく神様にお祈りをしている。


「おばあちゃん、お花だいすき。いつでも綺麗なお花買ってきちゃうんだよ」

そう言って、お花を買って花瓶にニコニコ飾っては楽しんでいる。


祖母と話したり一緒にいると、心があったかく優しくなってくる。

私は祖母が本当に大好きだ。



祖母は、

日常の生活の中で、

どんなところにでも小さな喜びをみつけ、

いっぱいの幸せを感じることが出来る。

そして、惜しんだりせずに幸福を分け与えることが出来る人なのだ。


私も祖母のような人になりたい。




改めて周りの人を大切にし、

今ある時間に感謝して幸せに生きていこう。

幸せを分けられるくらい幸せになることが大切なのかもしれない。



愛する祖母に習い、

私も健康に長生きしていきたい。











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