雨降った後の山道は危険なので止めましょう
頑張って続けたいです。
応援お願いします!
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外は明るいが空は曇りの中、雨上がりの
しっけた山道を煙草を吹かして車を運転する。
ラジオの声がやけにムカつく日であった。
"ジジ……えー今回のラヂオはジジジ………""
(クソ、この司会者かよ、苦手なんだよな………
なんかずっとブツブツ音が聞こえるし
この車そろそろ寿命なんじゃねぇの?)
ラジオを乱暴に消し、文句を垂れていると
目の前にカーブが差し掛かる
カーブを曲がると引っ越しのトラックが
ノロノロと目の前を走っていた。
湿気で蒸し暑い中と、仕事の先輩の頼み事で
イライラしていたせいか、細い山道で
トラックを追い越そうと無謀な考えが思いつく
(よく見たら、車1台くらい行けそうじゃね?)
そんな浅はかな考えでペダルを踏む
隣の接触間近でトラックを追い越そうとするが
意外に中々、距離はひらかない。
今にも車同士がブツかるんじゃないかと
冷や汗が背中を濡らす。
(止めてくれよ?!これ会社の車なんだよ~!
でも、トラック追い越そうとした
自分が悪いんだよなぁ…………)
自分の行為を悔いながら
山道で危険だとは思ったが
速度を今よりあげようとした時
タイヤが地面を擦る、嫌な音が聞こえた。
窓と車体がひしゃげる音がして
視界が逆さになり、内蔵が浮く感覚がする。
息が詰り、さっきとは比べ物にならない程の
汗が全身から壊れたように吹き出す。
体と頭が熱くなり、指先の感覚がなくなる。
車が車道から投げ出され
山から落ちているのだ。
状況とは裏腹に脳内はとても冷静だ。
(あ~、トラックがスリップしたな
死んだ後どうなるんだろ
ちょっと気になってたから嬉しいかも___)
次に目覚めたのは誰かの腕の中だった。
なろう小説書くの始めてで
色々ヤバイですが頑張ります!