英雄になれる男～地球の進化先は「ファンタジー」だそうです～

世界が平和へ進み安泰した時代。空に「亀裂」が現れた。「亀裂」は出現しただけで何もせず9年の月日が流れた。
9年後、突如　頭の中に響く声。声の主は自分を【無】と名乗り世界を進化させる事を発表した。同時に9年間そこにあるだけだった「亀裂」が正体を現した。正体を現せた「亀裂」は【目】となり人々を恐怖へ叩き落した。【目】は幾度と無く凶暴な魔物を出現させ、【無】は度々世界の進化を唱えていった。
最初はステータスを与え、ダンジョンを与え、レベルを与え、ランクやランキングを与え、魔法を与え、能力を与え、そして命を奪っていった。

それから約100年後、突如ランキングに一位が現れた。それは突拍子の無い事で世界がざわついた。しかし人類は一位の正体を暴く事は無かった……

それから15年後。成人した『世界一位』の称号を持つ主人公、上貝幸也はレベル１でありながら生まれ持った能力だけで『世界一位』の称号を持つ化け物だった。
心は優しい、でも非道な彼は自分の能力で何をするのか。

英雄になれる器を持った少年の世界を救う英雄譚。

この作品は実在する人物、団体とは一切関係ありません。
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