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Insincere
窓辺に色付く淡青紫。
けぶる瞳。熱る肢体。
「あれは ―――」
やる、と囁く嬌い声。
月影りに濡れる四片。
「移り気なお前にぴったりだろう?」
指先でなぞる。
あんまりだね、と息を吐くと
キミは悪戯っぽくほほ笑んだ。
「……似合わないよ」
そう、似合わしくない。
「紫陽花なんて」
深い愛情なんて。
「けど、そうだな……」
細い腰を抱き寄せて
瞼にそっと口付ける。
「白ならいい」
アイツだけでいい。
キミはただアイツだけを
一途に想い続けたらいい。
でも、せめて ―――
「白い花ならもらってあげるよ」
その白い肌は、ボクに。
日本語題:紫陽花




