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せめて異世界ではスローライフを送りたかった   作者: くくはちじゅういちさん
夢の扱い人
44/79

日常

いやー。平和だなぁ…

弟子は出来たけど、その弟子の2人で模擬戦してもらってるから私はやることないんだよねー。

え?アドバイスとか?それはあれだよ。

「華さん。今のどうでした?個人的には最後あたりの私の魔法が隙があったせいで負けたと思っているんですが」

「私もそう思うよ。次は隙が少ない魔法を使っていこうか」

「華さん〜。さっきのぉ〜間合いの取り方どうでしたぁ?」

「勝っているし、よかったと思うよ」

弟子には、アドバイスをもらうときには反省している点か、よかったと思う点を言ってもらうようにしたから、それから思いついたこと適当に言ってるよ。楽だしね。

ちなみにどこで模擬戦を行っているのかと言うと、初めてレドミさんと魔物を討伐したあの洞窟だ。いやー人がいないから範囲攻撃とかも本気で打てているみたいだし良かったよ。





「疲れましたぁ〜…お風呂入って来ますねぇ〜」

「あ、私も入りたいです」

「えぇ〜、一緒に入るんですかぁ〜?そんなに私の美ボディが気になるんですかぁ?」

「いや、違いますよ…やっぱり後で入ります」

弟子同士の仲は良さそうだし平和だねー。

たださ、

「今日はぁ、私が華さんを〜抱くんですぅ〜」

「華さんは私の方が抱いてもらって心地よいって言ってくれますよ!」

「えぇ?私の方が好きって言ってましたよぉ〜?」

いやどっちにも言ってないんだけど。

「というか、なんでそんなに私を抱きたいの?もしかして…1人で眠れないの?」

「違いますよぉ〜。華さんを抱いていると何か気持ちよくなるんですよぉ。身体の中から何かが抜けてってヘニョンヘニョンになるんですぅ」

「私もそうですね」

「ちなみに私の意見は尊重してくれないの?」

「可愛い弟子のお願いじゃないですかぁ〜」

「そうですよ。こんなに可愛いんですよ」

「それじゃあさ、レモンとリープが互いに抱き合って2人で寝れば良いじゃん」

「それって…」

「良い案ですねぇ〜。さ、レモンさん寝ますよぉ〜」

「あ、まぁ、良いですよ」

お、上手くいった。いやーこれで一人で寝れるね。

それじゃ…おやすみ…



「ってなると夢の扱い主(笑)さんに操られるんだよね…」

「良いじゃないですかぁ」

ちょっとメニューに便利なのないかな。

うーん……お、夢への干渉を切り替えられるのがある。えーと、ONだとこんな感じに夢にいざなわれたりするけど、人を(いざな)うことも出来るんだ。

OFFだよね。いや、人の夢に入りたいとか無いもん。

「それじゃ、夢への干渉OFFにしたからもう干渉されないね。おやすみ」

「うぅ…泣きますよぉ〜」

「スヤァ…」

「ふにゅぅ…ダメでしたか…」




いやぁ、平和だなぁ。そういえば異世界に来て何日ぐらい経ったんだろう。えーと…面倒臭いし良いや。

「よし、今日はOFFだよ!ゲームだー!」

「ゲーム面白いですよねぇ〜」

「私はやったことないんですよね。この世界にはゲームというものは無いので」

「この世界娯楽ないんだ…」

「いや、前カジノ行きましたよね?あれは娯楽ですよ?」

お金無くなるじゃん。

「それじゃまずはこれやろう」

私が選んだのは恋愛ゲームだ。やっぱり恋愛って良いよね。オタクじゃないよ?オタクじゃないよ?

「えぇと、この人の好きなものは…パンでしたね。それじゃ…あれ?パンが有りませんよ?これじゃ好感度上げられません…」

「えぇ?このぉ、クロワッサンというのは〜パンですよぉ〜」

「あ、この人はただのクロワッサンじゃなくてチョコが入ってる方が好きだっていってたよ」

「それじゃチョコというものがある、チョコクロワッサンを渡しましょう…おぉ〜嬉しがってくれました!え?いやいや、べつにあなたのためにあげたわけじゃないんですよ?華さんのためですから」

やっぱり盛り上がるねー。ちょっと口出さないで見てみよう。

「えぇと、次はこの人の好感度を上げれば良いんですね?えっと、この人の好きなものは…モンブラン?モンブランってなんですか?」

「モンブランって言うのはぁ、栗で作るらしいですよぉ〜」

「栗?栗ってなんですか?あ、名前に栗って入っているのありましたよ。これあげましょう…え?怒られました…松ぼっくりって言うものは食べ物じゃないんですか?」

「私もそこまでは知りませんねぇ〜」

割と面白いかも。


他にもアクションゲームをやったり《よし、そこでジャンプです!『あ、、そこはぁ隠しブロックがあるんでぇ、落ちますよぉ〜』 あ…ジーエーエムイーオーブイイーアール?です》、ホラーゲームをやったり《う…これ絶対何か来ますって…『大丈夫ですよぉ〜ほらぁ〜一歩前進してくださぁい〜』うぅ…えい、キャッ!…あぁ…驚きました。あ、リープさん気絶してる…あんなに大丈夫って言っていたのに…》など、盛り上がった。



「いやーもう夕方だね」

「ですねー、夕ご飯買ってきますよ?何が良いですか?」

「やっぱりハンバーガーかな?信頼できる味だし」

「そうですよねぇ〜」

「それじゃ買ってきます」

いや〜今日も平和だったなぁ… 明日もこうなるといいな。まぁ、まさかこの平和が崩れるわけはないし?そんなことがあるわけないし?

…このくらいフラグ建てれば逆に回収しないんじゃないかな?





「それじゃ…おやすみなさい…」

「おやすみなさいですぅ…」

「…なんでこんな状況なの?」

「えぇ?華さんがぁ昨日私とぉ〜レモンさんを正面から抱きつかせて寝かせましたよねぇ?」

「あの時になんか胸がドキドキしたんです。なぜか顔が赤くなって…なんかダメになりそうな感じになりながら寝たんですけど」

「その寝心地がぁ、良かったんですよぉ〜。それならぁ、華さんを挟んで互いに抱きついて寝ればぁ大小なんじゃないかなぁってぇ〜」

「いや、私が動けないんですけど……あ、けど何か柔らかい手と手が心地よくて割と眠れそう…」

「ですよね。それじゃおやすみなさい…」



やっぱり平和が良いよね。

次から新章です。楽しみにしててくださいね。







リープですぅ〜。2126の意味が分かった人居ますかぁ?答えはぁ、1=あ、2=い、にして考えていく物ですよぉ〜。華さんにぃ、この問題を出したらぁ、王道なやつだよね、と言ってましたよぉ〜。もしかしてぇ〜華さんってぇ〜こう言うもの好きなんですかねぇ?

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