表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
せめて異世界ではスローライフを送りたかった   作者: くくはちじゅういちさん
ウェルーンツニ町の大会
29/79

闘技城②

水の盾とやってからウォーターシールドって書くのメチャクチャ疲れましたね。

翌日、レモンが買ってきたヤキトリを食べながら私たちは闘技城に向かっていた。

「昨日は凄かったです!今日も頑張ってくださいね!」

「うん。頑張るよー。けどさ、朝からヤキトリって重くない?」

「そうですか?」


闘技城に着くと、昨日より明らかに少ない人がいた。これでも100人位いるらしいけどね。そして昨日と同じく受付に行って名前を伝えると、『B』と書かれたカードを貰った。今日は100人から10人に減らすらしい。そして、明日が決勝のような感じらしい。きっと勝てるだろうけどね。

昨日と同じく、

「Bチームの方は、バトル会場に来てください」というアナウンスを聞き、レモンと別れバトル会場へ向かった。


そこには、昨日よりまぁ強いかな?って感じの人が9人いた。私が最後だったみたいだ。そして、昨日と同じく「Bチームの選手は一人ずつここにあるくじを引いていってください」という少女の声と共に、私以外の人が一斉にクジを引きに行った。何?早いと何かあるの?


今回私が引いたのは『5』だった。『5』って良いよね。個人的に素数が好きなんだけど、1と3と7って何か嫌なんだよね。やっぱり『5』みたいな計算が楽で、書くのも楽で綺麗な数字が… おっと、話が逸れたようだ。


今回も昨日と同じ、アナウンスで呼ばれたら行く感じらしい。そして、その初戦が、

「我輩は、この道20年の、ベテランで、ござる」

こんな変じn… 少し不思議な人だった。まぁ、剣士のジャンルに入る人だね。


挨拶を済ませ、私が様子を伺っていると

「む?先に、やらないのか?ならば、我輩が、先手を、いただくで、ござる」

と言い、急に斬りかかってきた。一応昨日より素早い。けれど

「まぁこれだよね。水の盾(ウォーターシールドー)ー」

「むむ、『剣士斬』!」

「お?」

私が打った水の盾(ウォーターシールドー)がよく分からない、スキルのような、技のようなもので打ち消された。もしかして、強い?

「お主、やるで、ござるな。だが、これは、どうかな?『川割斬』!」

今度はこちらに水が飛んでくる技で攻撃してきた。水鉄砲ですか?とりあえず前の世界でゲームをやっていた人なら、

草の盾(グラスシールドー)ー」

「むむむ。やるな。」

水には草が出てくるよね。さて、もう面倒くさいし決めてしまおう。せっかくだし今から私が出す技を当ててもらおうかな?

「はーい。今から私は、ある『火』の魔法を打ちまーす。何を打つかを当てることができたら、特別に一回攻撃をくらってあげまーす」

「お主、舐めて、おるな?」

ちなみに、『ファイル』ではない。この魔法は中級者の中でも上位の人のみが打てるらしい。

「それじゃ正解を言いまーす。正解は…火の爆発(ビッグバンー)ー」

「なん…だと…?」

「はいそこ、どこかで聞いたことあるセリフ言わない!」

ファイルのような火が相手に飛んでいき、爆発した。この大会の参加者は、『体力以上のダメージをくらった場合、自動で気絶し、HP1で生き残る」という特殊能力が付けられているらしい。特殊能力を付けるって凄くない?まぁ、そんな特殊能力があるのできっと死ぬことはないだろう。


こうして見事初戦を勝利でおさめると、周りにいた選手が「火の爆発(ビックバン)の使い手がいるぞ… 水の使い手以外は勝利できねぇ…」とつぶやく声が聞こえた。ちなみに、火の爆発(ビックバン)だけでなく、水の爆発(ウォーターガン)と、草の爆発(グラススタイル)というものがあるらしい。ヨミカタニハツッコマナイヨ。ウン。まぁその3つを私は使えるので実質無敵だよね?


そして、次の相手は、

「ふふふ。あなたは火の爆発(ビックバン)の使い手と聞きました。しかし、私は、水の爆発(ウォーターガン)の使い手です。これは私の勝ちですね」

見事に水の使い手と呼ばれる魔女にぶつかった。

試合がどんなだったか見たい?しょうがない。見せてあげよう。

「それではもう終わらせていただきます。いけ!水の爆発(ウォーターガン)っ!」

「わー、大変だー。あぶなーい。とりあえず、草の盾(グラスシールド)ー。そして面倒くさ… 私も終わらせていただきますねー。草の爆発(グラススタイル)ー」

「え、まさか…」

って感じだった。まぁ、予想ついたよね?


それ以上は特にめぼしい事もなく、見事Bチームの優勝者となった。よし明日も頑張るかー。きっと明日は王様の息子さんと当たるだろうし、割と白熱した戦いになるだろうしねー。よーしレモン。帰るよー。

え?カッコよかった?ありがとー。それと、あの美少女は何?って言われてたの?きっとレモンの事なんでしょ?え、私の事?いやー照れるなー。え、しかもあの美少女可愛すぎでしょ、とか一目惚れした、って周りの人が言ってた?なんか顔が赤くなったかもしれない。え、嘘?本当はレモンの事?

…レモンちゃーん。ちょっと宿に帰ってじっくりお話ししましょうねー。

はい。ここで少し今回出た技と魔法についての解説?みたいなのしまーす。

・ウォーターシールド

日本語で水の盾。それだけ。

・グラスシールド

日本語で草の盾。それだけ。

・剣士斬

適当に思いついた言葉です。なんか剣が青く光って斬る技らしいです。

・川割斬

その名の通りこれを使うと川を割る。つまり斬る事が出来るらしいです。怖。しかも水で水を割るらしい。怖。

・ビッグバン

その名の通りビッグバンです。この世界では中の上の魔法ですって。1番はなんなんですかねー?

・ウォーターガン

日本語で水鉄砲です。この世界の人って「喰らえ!俺の必殺!水鉄砲!」って言ってるようなもんですからね。本人たちが自覚してるのかは知りませんが。

・グラススタイル

日本語で草風に一応なります。グーグル先生に言わせると草のスタイルらしいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ