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せめて異世界ではスローライフを送りたかった   作者: くくはちじゅういちさん
ウェルーンツニ町の大会
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ウェルーンツニ町 塀の前

そうしてなんやかんやあり、私達はウェル何とか町付近に着いた。さっきのレモンの反応を見る限り、この世界の常識は「空は飛べない」となっている可能性が高いので、町の付近で降り、町に向かった。

するとレモンが

「華さんって空飛べるんですね…凄いです…」

と話しかけてきた。

「一応ね。レモンは飛べ…いや、町の中には何人か飛べる人いるんじゃないの?」

「いや、実は誰もいないんですよ…空を飛ぶってことは天に近づくことですよね。つまり存在が神に近くなるんですよ。実際、昔話とかで空を飛ぶ人は神の使いとかそういう人たちでしたし」

あ…このままだとまずくない?

「い、いや、うちのおばあちゃんが空を飛びたくて色々な事を試していたらしくてね。そしたらなんか空を飛ぶ魔法を作り出したらしいの。その魔法はおばあちゃんしか使えなくて、私はかけてもらったから使えるだけだよ。うん。だから私は特別じゃないよ」

「そうなんですか。凄いですね…」

うん…多分ごまかせたはず…




ウェルーンツニ町


この国で2番目に大きい町とされる場所。この町の名物は「ヤキトリ」である。以前まで「鳥は卵を産ませる生き物」などと言われていたが、この町の商人が鳥を焼いてそれを売ってみたところ、それがかなり美味しく国中に広まったのである。以来この町は「ヤキトリの町」とも言われるようになった。

この町では「ルーン」という神が政治を行って…


ウェルーンツニ町に近づくと塀が見えてきた。そしてその塀には上のような看板が付いていた。(ちなみにこの看板を読んでいる時にレモンが「…じゅる…」と言ったのは内緒だ。)

そしてどうやら町に入るには通行料を払わなければならないらしい。(これは後日知ったのだが魔物等が人化して町に入ろうとする事があるらしく、その対策らしい。)一応師匠なのでレモンの分の金貨も払い、中に入った。



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