レモンが弟子に
こんばんはー。
それでは今回のお話もどうぞごゆっくり。
「それじゃ弟子にしてもらいますね、華師匠!」
と、彼女は言った。これに関してはもう救いようがない。私は彼女に勝負を申し込みそれに負けたのだ。それならばもう、断ることができない。
「あー、うん。分かった…それじゃ弟子にしてあげるよ…そのかわり私からは教えられることはないからね。」
「大丈夫です!師匠の様子を常に観察さしてもらって勉強します!」
言葉だけ聞くとストーカーじゃん…まぁ、わたしにはこの子を弟子に取る以外の方法がないのであれば弟子にするしかない…一応さっき保険をかけたので困った時はこれにすがろう。そういえば
「結局あなたの名前ってなんだったっけ?」
「え、さっき見たんじゃなかったんですか?」
そういえばさっき確認するとか言ったけど、ステータスに目を取られて忘れていたんだよね…
「いや、一応覚えてるよ。けど、自分の口から言って欲しいから忘れたふりをしようとしたの。」
「なるほど!流石師匠ですね!私の名前はレモンです!レ モ ン です!レ モ ン です!」
「分かったから、何回も言わないで…」
「えー、師匠が言ったんじゃなかったんですか?」
いや、何回も言ってとは言ってません。
「そんなことよりこれからよろしく。レモン…ちゃん?」
「わぁ、ちゃん付けして下さるんですね!ありがとうございます!それならこちらこそよろしくお願いします!華さん!」
「まぁ、変に師匠付けられるよりは良いか…」
こうしてレモンは私の弟子になった。これは良い(?)んだけど大事な事を忘れているような…
「あ!」
「どうしました。華さん?」
「私、まだ仕事終了していなかった!やばい!もう、時間過ぎてるよ絶対!」
「えっと…つまり仕事終了の時間に間に合わなかった、と言うことですか?」
「そうなの!やばいよ…」
「なんで悩んでるんですか?」
「え?」
「え?だってレベル930になれば時空を変えるスキル手に入れられるはずではなかったんですか?」
「あー、そうだったね。忘れてたよー。ありがとねー。」
そんなものがこの世界にあるなんて。でも冷静に考えると、私は自分でステータスをいじれるんだから、ステータスいじって時間を変えられるようにすれば全然焦る必要もなかったんじゃん。まぁ、いいか。
「それじゃ時間変えるねー。」
「はーい。」
と、レモンは言うと私の手をギュッと掴んできた。
「あっ…」
「どうしました?」
「いや、なんでもないよ。」
なんで手を掴んできたの、と言いかけたがきっと時間を変えられる際は手を繋いでいないと変えられた後の時間には行けないんだろうね。
そんなことを思い私は午前11:00あたりに時間を変えた。
そうして、私は午前11:00のここにきたのだが、私はかなり危ない事をしたことに気づいた。この5分後に私がここに来るのだ。もし5分ずれていたら危なかっだろうな。そう思うと時間を変えるのは危ないことだと思い出来るだけ使わないと、決めた。
「それじゃ華さんは仕事場に戻るんですよね。」
レモンがそう言った。
「そうだねー。あ、その間どうしようか?」
「いや、私が透明になっていればいいんじゃないですか?」
もう分かった。だいたいの事がこの世界ではできるね。
「あ、そうだねー。それじゃお願いするよ。」
そう言うとレモンは透明になったらしい。私はレモンの姿をとらえられなくなった。が、私の手が握られているので、だいたいの位置は分かる。
とりあえず仕事場に戻るにはワープを使うのが楽そうだな。ここがどこか分からないし。
「それじゃ、ワープするねー。」
と、レモンに言ったときレモンが息を呑んだような感じがしたような気がしたが気のせいだろうと思いワープした。
そうして、私は仕事場に戻ってきた。そして、何事もなかったかのように、仕事を終わらせ、家に戻った。
あぁ、ずっとレモンとは手を繋いでいたから位置は分かっていた。これで周りから姿が見えていたりしたら、変な関係だと思われたかもなー、そう思いながら私は自宅のソファーに倒れこんだ。
前書き急でしたねー。いや書くことがなかったんです…ごめんなさい。
今回出てきた時間を変えるという点ですが、簡単に言ったら時間を飛ぶというような感じにとらえてほしいです。僕こういう系は苦手なので。
一応まだ、章は続きます。
それでは次回にまたお会いしましょう!
さよならー(*≧∀≦*)
無理矢理締めたとか言わないでね…