099
目隠しをされて、俺とサラは連れて行かれた。
連れて行く場所は、レジスタンスのアジトだろうか。
目隠しをするのは、場所を特定されないようにするためだろう。
その間に、サラにはいろいろ説明をしていたようだ。だが俺は話している内容が理解できなかった。
アジトに入って目隠しをとった俺とサラは、いろいろあって施術室にやってきた。
「ここで君には、施術をしてもらいたい」話をしたのがソーリック。
「わかりました」サラは驚く程素直に、返事をしていた。
よく見ると、そばには白いローブの人間が何にもいた。
サラの知り合いのような人もいるみたいで、手を振っていた。
どうやら、ここにいる人間はあの病院から連れてこられたらしい。
「すぐですか?」
「すぐだ、負傷兵がかなり多いからな」
「わかりました、ではマトイさん。これを」
その場に、大きく重そうなリュックサックを下ろしたサラ。
「リュックか?」
「はい、お願いしますね」
「ああ、仕事の時は邪魔だからな」
「ありがとうございます」ペコリと小さく頭を下げたサラ。
「わかった、引き受けよう」
サラからリュックサックを引き取った。ここには『ナーリーレシピ』も入っている。
ラオルが協力をしているなら、奪いに来る可能性だって高い。
「では、私は早速施術に入りますので。部屋を出てもらえますか?」
「そうだな、頼む」ソーリックがそういい、部屋を出ていく。
「何かあったら呼べよ。俺もこの外にいる」俺もサラをちらりと見ながら部屋の外に出た。
部屋の外の廊下には、多くの人が待っていた。
そのほとんどが怪我をしていて、疲れた表情の兵士達が集まっていた。




