チャラスケと……たひろみにゃん
秋の日差しを受けながら窓辺で寄り添う二匹のねこ。
チャラスケとひろみ。
場所はもちろんチャラスケの住んでいる家である。
「ひろみにゃん……」
チャラスケが目を細めたままで顔をひろみの方へ向ける。
「にゃんにゃ?」
ひろみにゃんはぱっちりと眼を開けてチャラスケを見た。
「……」
「チャラスケ?」
「……ぐ~」
「寝たてるにゃ!?」
ぱちん
チャラスケに向けてねこびんたを一発軽めに打ち込む。
「ん?……にゃにか用かにゃひろみにゃん……」
「寝言にゃ!?」
ぱっちりと開いた目をさらに大きく開くひろみ。
「チャラスケから声かけてきたにゃん!!」
ぼぉ~っとしながらひろみを見つめるチャラスケ。
「……最近太ったにゃ?」
「いきなり起きてそれにゃ!?」
確かにひろみはここ最近お腹が……
「……これは太った……とはたぶん違うにゃ……」
ちょと照れるひろみ。
「……そうにゃ?」
「うん」
「まぁ……眠いからどうでもいいにゃ……」
「どうでもいいにゃ!?」
ちょっと目の中がきらりと細くなったひろみにゃん。
日向の窓辺でほわほわな感じを醸し出す二匹のにゃんこでした。
「……たぶん違うにゃ……」のセリフで察してください(笑)




