チャラスケとあらし
ごー
ざざー
外は台風で雨風がひどい
にゃ~
「外行きたいにゃ~」
そんな窓のすぐそばで外を眺めるチャラスケ。
にゃ
「死ぬにゃ」
「ッ!?」
ばびょ~ん!!
突然後ろから声が聞こえてびっくりして飛び上るチャラスケ。
真後ろにいたのはもちろん母ちゃん猫のふ~こ。
にゃ
「にゃんこは濡れると死んじゃうにゃ」
※必ずではありません。
にゃ~ん
「母ちゃんソレばっかりにゃ~」
それでもぐいぐいと窓を開けようとするチャラスケ。
カラカラ……
チャラスケの圧力に負けた窓が少しだけ空いた――
にゃ!!
「よし!! いくにゃ!!」
ごー!!
ビタビタビタ!!
バサバサ~!!
顔を出したチャラスケの顔ををいろいろなモノがウチつける。
にゃ
「死ぬにゃ」
真後ろにいたふ~子が声をかける。
ばっくバック……
顔だけ出していたチャラスケがそのまま後ずさりする。
にゃ……にゃ……
「母ちゃん……これは無理にゃ……」
ぶるぶるぶる!!
顔についた水を顔を思い切り左右に振って飛ばすした
顔にも飛んでくるしぶきを目をギュッとつぶって我慢するふ~こ
な~めな~め
そのままチャラスケとふ~こは大人しく部屋の中へと戻って行った。
その後――
窓が開いていたことに気付いたご主人様が、ドアを閉め濡れた部屋を文句を言いながら拭きふきしていた。
雨降る窓を眺めるねこ……背中が寂しそうですよね。
遊びに行きたい!!
気持が背中に出ているようで^^




