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[チャラスケ]と[ユキ]と[ユキのご主人様]
『あ~!! 確か君はチャラスケ……だよね?』
てくてく塀の上を通ってお散歩中の俺に話しかけてきた人間。
にゃ?
「にゃんか用かにゃ?」
『かわいいぃ~!! ユキには敵わないけど!!』
ぴくっ
とりあえず話を聞いてみるかにゃ
もちろんわかんにゃいけど
ぽす
チャラスケはそのまま塀の上に座って人間を見る。
にゃ~ん?
「ユキって聞こえたけど誰にゃ?」
ちょうどチャラスケが歩いてきた反対側からてこてこ歩いてくるにゃんこが一匹
にゃ~ん!! ぎにゃ~~!!
「あ!! チャラスケ君こんにじぎにゃ~!!」
無理やり抱きしめられたユキ
『ユキ~!! 迎えに来てくれたの!? 一緒にかえろ!!』
ユキは目の前にいた人間に抱きしめられて去って行った。
にゃ~ん?
「にゃんで呼び止められたのかにゃ~?」
数秒そのまま考えたチャラスケでしたが、その後は忘れたように散歩を続けたのでした。
ユキが有無を言わさずにつれていかれました。
ご主人あるあるかな? (^_^)




